5.アバウト・タイム 愛おしい時間について 2014年
父親からタイムトラベル能力がある事を知った青年が、恋人を見つけるためにタイムトラベルを重ね、やがて本当の愛や幸せとは何かに気づく姿を描いたロマンティックコメディ。
「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス監督、主演にドーナル・グリーソン、ヒロインにレイチェル・マクアダムス。
過去のあの日に戻ってやり直したい、という誰もがいだく願望を描きつつ、「毎日を大切に生きよう」と心から想わせてくれる名作です。
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【私はここで泣きました】
ストーリー序盤では、タイムスリップを駆使して何度も恋愛をやり直す主人公ティムの姿に、「この能力あれば無敵!すべてがうまくいく」と感じるのですが、やがて時を戻してしまうと、子どもの性別が変わってしまう、など未来のたびに事象が変わってしまうことに気づきます。
ティムとメアリーは3人目の子どもを作ることを決意しますが、それは父とは二度と会えなくなるということを意味していました。
ティムは子どもが生まれる前に、タイムスリップをして父と最後の卓球をします。
ティムの態度にすべてを理解した父は、最後に2人で昔のように海を散歩したいと言い、ティムが子どものころにタイムスリップをします。
2人で最後の時を過ごした後、浜辺から帰るとき、手をつないで歩くシーン…
父と子の様々な感情が込められていて、涙が止まりませんでした。
6.君の膵臓をたべたい 2017年
住野よるのベストセラー小説を映画化。
膵臓(すいぞう)の病を患う少女と、同級生の少年の物語を、現在と過去の時間軸を交えて描く。
主演は浜辺美波と北村匠海。
12年後の現在を描くパートでは主人公を小栗旬が、ヒロインの親友を北川景子が演じる。
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【私はここで泣きました】
桜良が突然亡くなったあと、主人公の僕は桜良の母親から共済文庫を受け取り、天真爛漫にふるまっていた桜良の死への恐怖や、自分との思い出に関する本音を知ります。
そして桜良の母親に「もう泣いてもいいですか」と号泣するシーン。
私も負けずに号泣しました…
また、12年後の現在の友人恭子の結婚式に、僕が見つけた恭子宛ての遺書を届けるシーンも、連続でかなり泣けました。
後半からエンディングまでの怒涛の涙、涙の展開は涙活にぴったりの1本ですね。
7.グリーンブック 2018年
1960年代、人種差別が色濃く残るアメリカ南部を舞台に、黒人天才ピアニストとイタリア系用心棒の2人が旅を通して友情を深めていく姿を描くヒューマンドラマ。
深く考えられるテーマを扱いながら、笑いの絶えない痛快で爽快なストーリーで、2019年アカデミー賞で作品賞を含む3部門を制しました。
ほっこり心あたたまる映画です。
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【私はここで泣きました】
やはりこの映画はラストシーン、クリスマスに無事帰宅したトニーが、どこか心ここにあらずといった様子の中、いったんは自宅に戻ったドンが突然訪ねてくるシーンです。
最初、冗談で誘われた(?)質屋のチャーリーが夫婦で訪ねてきて、その後ろに実はドンがいたっていう軽妙な演出も好きです。
トニーが本当にうれしそうで、妻のドロレスの「手紙をありがとう」というセリフに、にっこりするドンの笑顔。
号泣というより心が温まる涙が流せます。
実話をベースにしているということで、大げさすぎない演出が余計に心を打ちます。
8.ボヘミアン・ラプソディ 2018年
伝説的ロックバンド「クイーン」のボーカルで、45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーの苦悩と生きざまを描いた伝記ドラマ。
数々の名曲と、ライヴ・エイドのパフォーマンスシーンは大きな話題となり、興行収入は世界で1,000億円を突破しました。
さすがにもう観たよ!という方が多いかもしれませんが、万一ご覧になってない方はぜひご覧ください。
「クイーン」のことをまったく知らなくても、100%楽しめます。
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【私はここで泣きました】
この映画の集大成ともいえるラストのライヴ・エイドのシーン。
さまざまな思いや葛藤、困難を経て、力いっぱいフレディやクイーンのメンバーたちがパフォーマンスを披露します。
最初は半信半疑だったメンバーの表情がどんどん和らいでいき、最後は本当に楽しそうに演奏をしている姿に心打たれます。
最後の曲”We Are The Champions”が流れた後、そのままエンディングとなり実際のクイーンの演奏シーンを使った”Don’t Stop Me Now”となるのですが、こんなにエンドロール最後まで全く動けなかった映画は初めてでした。