【邦画】まさかの結末!どんでん返しがすごすぎる映画 13選

STUNNER編集部
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さまざまな映画をみていると、時に「結末が予想外すぎて驚いた」という経験があると思います。今回はそんなどんでん返しに驚かされる邦画を厳選してご紹介します。

梁石日原作でノンフィクションをベースにした社会派映画ですが、意外なエンディングに「え!」となる作品です。

新聞記者の南部(江口洋介)はタイで、人身売買と幼児売春などを取材してきた。
彼はタイへ社会福祉のためにやってきた恵子(宮崎あおい)と出会い、さらに若いカメラマンの与田(妻夫木聡)を加えて、人身売買を明らかにしようと取材を進めるが、人身売買による臓器移植で我が子を助けようとしているのは日本人夫婦だった……。

すべてが事実というわけではありませんが、幼児売春や人身売買は社会問題になっており、映画化されることが多いテーマです。
絶望的な日々を送ってきた子供たちを救うために奔走する南部、恵子、与田の命がけともいえる行動力、この事実を明らかにして、子供たちを救出するべきという情熱がすごい。

それだけに最後のシーンはショッキングで、まさにこの映画の「闇」を見せられた気持ちになります。

『カメラを止めるな!』

低予算のインディーズ映画、有名俳優の出演はゼロながら、面白さが口コミで伝わり大ヒット。
壮大なトリックが仕掛けられた作品です。

ゾンビ映画を撮影中、ロケ場所がいわくつきの場所だったことから、なんと本物のゾンビが出現。
逃げ回るキャストとクルーをよそに監督(濱津隆之)は「カメラを止めるな!」と命の危機に陥りながらも、撮影を続行するのだが……。

この映画は前半と後半で、同じ場所で起こっている出来事を視点を変えて見せることで絶妙の展開を生み出しています。

ゾンビ映画を撮影しているクルーがゾンビに襲われるエピソードに伏線を散りばめて、後半の物語への橋渡しをしています。
詳細はネタバレになるので省きますが、後半は大爆笑の嵐という最高に楽しいどんでん返し映画。

キャラクターの個性も際立っており、低予算でもアイデアを活かす演出、脚本がきちんと仕上がっていれば、傑作が生まれることを証明した作品です。

『スペシャル・アクターズ』

『カメラを止めるな』を大ヒットに導いた上田慎一郎監督の長編映画第二弾。
本作でも上田監督は壮大なトリックで観客をだましてくれます!

売れない俳優の大野(大澤和人)は、緊張すると気絶する小心者で、たびたび撮影現場で気絶するのでなかなか仕事が続かないのが悩み。
ある日、彼は町で5年ほど疎遠になっていた弟の宏樹(河野宏紀)と再会。
宏樹は「スペシャル・アクターズ」という依頼人の抱える問題を役者たちが解決する劇団に所属しており、大野は勧められて入団することに。
最初の仕事は、老舗旅館の若女将の妹の依頼で、新興宗教の団体の乗っ取りから守るというものだった。

大澤は何度か気絶はするものの、緊張癖を克服して強くなろうとする姿は応援したくなります。

教団がいかにもインチキくさいなど、笑いの要素も多く、本作も『カメラを止めるな!』に負けず劣らず楽しい。
そして、観客は最後、この映画の罠にまんまと引っかかっていたことを知るのです。

でもそのトリックが実に感動的で、上田監督作の魅力が開花した作品と言えるでしょう。

『アヒルと鴨のコインロッカー』

伊坂幸太郎の同名原作を、瑛大、濱田岳主演で中村義洋監督が映画化。
映像化不可能と言われた小説を見事、映像化することに成功しています。

仙台の大学に進学が決まり、引っ越してきた椎名(濱田岳)は、同じアパートの河崎(瑛大)から「本屋で広辞苑を盗もう」と奇妙なことに誘われる。
彼は同アパートのブータン人の友人が日本語を勉強しているので、彼のために広辞苑を盗みたいと無茶苦茶なことをいうのだが、気が弱い椎名は河崎に押し切られ、広辞苑泥棒の片棒を担ぐことに……。

原作は文章トリックで読者をアっと驚かせる小説で、本作でも演出の上手さと役者陣の好演で、どんでん返しに成功しています。
河崎は広辞苑を盗みに入ったのに、間違えて広辞林を持ってきてしまったのはなぜか。
椎名の本棚の本が消えてしまったのはなぜか。真相は河崎と椎名が出会う2年前にあり、その真相がわかったとき、どこか切ない気持ちに……。

謎めいた河崎を演じる瑛大、巻き込まれる椎名を演じる濱田岳が巧く、演出の力と二人の演技が本作の評価を高めています。

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