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短時間で楽しめる!おすすめ映画8選

STUNNER編集部
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3時間を超える大作映画もいいですが、スマホやタブレットで気軽に見るなら、時間が短い作品がいいですよね。今回は100分前後でしっかり楽しめる映画を8本ご紹介します。

『スタンド・バイ・ミー』1986/アメリカ/監督:ロブ・ライナー/89分

小さな田舎町で暮らす4人の少年が、森で子供の轢死体が放置されているという噂を聞き、死体探しの旅に出る。

原作はスティーヴン・キングの小説。
主題歌がリバイバルヒットし、リヴァー・フェニックス(ホアキン・フェニックスの兄)が大ブレイクした作品としても有名な作品。

確かに「本物の死体を見てみたい」という好奇心はあっただろう。
見つけたら有名にもなれる。
しかし、暴力や貧困という複雑な家庭問題を抱えている少年たちは、束の間でもいいから日常を抜け出したかったのかもしれない。

途中でハプニングに遭ったり、ケンカをしたり。
2人きりになれば本音や弱さがポロリと漏れ、誰にも言えなかった悔しい出来事や将来への不安があふれ出す。
そんなことない!君はすごいよ!子供同士で一生懸命に慰めあい、励ましあう姿にじんと来る。

この夏で何かが変わった。人生にはきっとそんな瞬間があると思わせてくれる名作。

『グッバイ、サマー』2015/フランス/監督:ミシェル・ゴンドリー/103分

女の子のような外見の気弱な少年が、変わり者の転校生と意気投合し、2人でスクラップを集めて作った車を作り、フランス中を旅するという計画を立てる。

髪を伸ばして優しい雰囲気だが、心の中では母親や兄に対して強い反発心を抱いている子。
片や、労働者階級の家庭で育ち、規則に縛られたくない機械いじりの好きなワイルドな子。

正反対のように見える2人だが、共に学校で浮いている変わり者。息苦しい日常生活にうんざりしている似た者同士だった。

だから、夏休みに自分たちで作った車でどこかへ逃げよう、そう思った瞬間から、冒険心はもう止まらない。
そうして、はちきれんばかりの夢を乗せた小さな車は、広い広い世界へと出発する。

予想通り彼らは旅先で厳しい現実を思い知らされるわけですが、子供はこんな風に傷つかないと大人になれないのでしょうか。

『はじまりのうた』2013/アメリカ/監督:ジョン・カーニー/104分

恋人と一緒にニューヨークへやってきたシンガーソングライターは、彼に裏切られて失意の底にいたが、友人に無理やりステージに上げられて歌を披露したところ、音楽プロデューサーからスカウトされる。

この映画はわずか5館で上映がスタートし、その後口コミで評判が広がって、ついに1300館以上で公開されることになったという作品。
音楽と人とのつながりが自然に描かれていて気持ちよく、音楽の素晴らしさもさりげなく伝わってくる、本当に音楽が好きな人が作ったという感じがする作品なのです。

シンデレラストーリーみたいなのに、どこか妙に説得力のあるセンス。
ニューヨークの街角でレコードの録音とは、なんて素敵なアイデアでしょう。
数珠つなぎのようにスクリーンに映し出されるこれらのシーンが、本当に素晴らしい。

心地よい音楽が流れる世界では、次のステップを踏み出せそうな気がしてきます。

『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』1986/アメリカ/監督:フランク・オズ/93分

花屋で働いている冴えない主人公が、ある日奇妙な植物を見つけて店先に飾ってみたとたん、花屋は大繁盛してしまう。

1960年に製作された同名映画が、ミュージカルになって大ヒットし、それをまた映画化したのがこの作品。
ちなみにその舞台は今でも大変人気があり、日本でも何度も上映されています。

その不思議な植物に引き寄せられるようにして押し寄せる人々。
「これを絶対に枯らすな」と命じられた彼はせっせとお世話をするのだが、ある時その植物が血を吸うことに気づいたから、さあ大変!

正体を露わにしたその植物が「血を吸わせろ!」と歌いながら暴れるシーンは、楽しいホラー。
鉢植えだから動けないので、血を得るために気の弱い彼を説得する様子が可笑しい。
またそこに、恋人からDVを受けている同僚の女性が加わり、事態はとんでもない方向へ…その恋人が歯医者でサドという設定が、これまたコメディとして重要ポイントです。

ミュージカルって楽しいな、とつくづく思えるミュージカル映画の傑作です。

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