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【スパイダーマン】「ノー・ウェイ・ホーム」まで、スパイダーマンの映画全11本のおすすめランキング

STUNNER編集部
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2002年から今まで公開されているスパイダーマンの映画がいくつかありますが、どの映画が一番なのでしょうか。様々な遍歴をたどるスパイダーマンの作品、11個を今回はランキングでご紹介していきたいと思います。

若い人々は知らないかもしれませんが、スパイダーマンは、実はテレビドラマとして1977-1979年に人気俳優、ニコラス・ハモンド主演で公開されて、現在のように映画として公開されたのはごく最近のことなのです。

また、スパイダーマンはトビー・ホーパーやジェームズ・キャメロン監督の元映画化されそうになった過去もあります。
しかし、激しい議論・訴訟の末、MGM(アメリカの老舗映画会社:Metro-goldwyn-Mayer Studios Inc.)はコロンビア・ピクチャーズに権利を、ジェームズ・ボンドの著作権と引き換えに譲渡しました。
そこで、サム・ライミ監督が2002年~2007年の間にスパイダーマンの三部作を監督しました。

その後、2012年マーク・ウェブ監督の元、主役が前作品までのトビー・マグワイアからアンドリュー・ガーフィールドに代わり公開されました。

2015年にソニーとマーベル、ディズニーがスパイダーマンの映画化権を共有する契約が結ばれ、それ以降の2016~2019年の映画5作品の主演はトム・ホランドが演じています。

近年、トム・ホーランドの演じるピーター・パーカーはキャプテン・アメリカ/シビル・ウォーの衝撃的なデビューによりMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の主力となっています。

ワッツ監督による「ノー・ウェイ・ホーム」は多くの評論家・ファンたちを盛り上げ、ソニーによる「スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース」はアカデミー長編賞など多くの賞を受賞しました。

このように、様々な遍歴をたどるスパイダーマンの作品、11個を今回はランキングでご紹介していきたいと思います。

佳作 イタリアン・スパイダーマン

イタリアン・スパイダーマンはマーベルの許可を得ていない作品ですが、映画の歴史の中ではとても重要な役割を担う作品です。

この作品は2007年にオーストラリアの映画会社Dario・Russoにより作成されたパロディー映画で、Youtubeにて放送されました。
このようにオンラインで拡散され有名になった映画の先駆けとなったため、この作品は許可を得ていない作品ですが重要な役割を担う作品といわれています。

フィル・ロードとクリス・ミラーは、イタリアン・スパイダーマンを今後のプロジェクトに取り入れたいとも考えていたり、スタン・リーでさえも「口髭のあるスパイダーマンは私たちもしたほうがよかったね」とイタリアン・スパイダーマンをみて楽しんだようです。
このように、イタリアン・スパイダーマンはマーベルの公式作品ではありませんが、多くのマーベル関係者等に驚くほど受け入れられています。

イタリアン・スパイダーマンは意図的に60年代、70年代の映画風に撮影されており「過去の」スパイダーマンとして宣伝されました。

このイタリアン・スパイダーマンは実際のスパイダーマンとはかけ離れたもので、当時のパロディ映画の常識を破ったものでもありました。
イタリアン・スパイダーマンでは、スパイダーマンはバイクを運転し、ショットガンを使うヘビースモーカーという設定です。
また、スパイダーマンのスーツも着用しておらず顎髭に泥棒マスク、フロントに雑に描かれた蜘蛛のイラストがついている赤のタートルネックという姿でした。

イタリアン・スパイダーマンはマーベルやソニーの「スパイダーマン」とは何の関係もありませんが、スパイダーマンブランドにかなりのインパクトを与えた作品です。
さらに、「イントゥ・ザ・スパイダーバース」の続編として、イタリアン・スパイダーマンがカメオ出演することが今後ありえるかもしれませんね。

 

11.スパイダーマン(1977年・続編)

2002年、トビー・マグワイア主演の「スパイダーマン」がスパイダーマンの歴史上初めて映画館のスクリーンを飾りました。

1977年のテレビ映画で、ニコラス・ハモンドはスパイダーマンの主演を演じました。
このテレビ映画は1977~1979年にテレビドラマとして公開されていた「アメージングスパイダーマン」シリーズの先駆けとなっています。
ニコラス・ハモンドの演じるスパイダーマンの映画は1978年公開の「スパイダーマン プルトニウムを追え」と1981年公開の「スパイダーマン ドラゴンズ・チャレンジ」の2作品となっています。

当作品は900万ドルもの収益を上げ絶大な人気を誇りました。

他の作品と比べると、最下位という結果となりましたが、当作品にかけられた予算の低さ、特殊効果などを使っていない点などを考慮すると他の作品に負けじ劣らずの作品です。
この作品は公開から約30年後のサム・ライミ主演のスパイダーマン三部作にバトンパスする、スパイダーマンの歴史上重要な役割を担っています。
当然2002年のスパイダーマン三部作だけではなく、アンドリュー・ガーフィールド主演の「アメージング スパイダーマン」やトム・ホランド主演のスパイダーマンにとっても重要な作品となっています。

10.スパイダーマン(東映)

1978年に日本の東映により公開された「スパイダーマン」はスパイダーマンの歴史上最も衝撃的な作品です。

藤堂 新二がスパイダーマン、「山城拓也」を演じていますが、東映が作り出したスパイダーマンは、巨大な見た目や、銃をつかう点など、かなり本家のスパイダーマンとはギャップがあります。
また、本家のスパイダーマンは、「親愛なる隣人」という愛称で親しまれていますが、山城拓也は「地獄からの使者」という異名を持ちます。

こう言った違いは、マーベルのスパイダーマンは、日本人には受けないだろうということから、意図的につくりだされたとのことです。

スパイダーマンが使う巨大ロボット「レオパルドン」は日本の子供等から絶大な人気をほこり、その後、「バトルフォーエバーJ」など多くの戦隊モノにとりいれられるようになりました。

こういった影響を与えた点から、東映による日本版スパイダーマンは1977年に公開された「スパイダーマン」より上位に位置します。

 

9.スパイダーマン3(2007年公開)

9位にランクインするのは、サム・ライミ監督によるスパイダーマン3です。

ピーター・パーカーは学業とスーパーヒーローの役割を両立し、ついに彼女であるメリー・ジェーン・ワトソンにプロポーズする計画を立てました。
しかしそんな順風満帆な状況は、ニュー・ゴブリンやサンドマンや謎の液状生命体シンビオートによりすぐに壊されてしまいます。

エイリアン3やX-MEN ザ・ラスト・スタンドのように、スパイダーマン3は人気作品の終わりとしてはあまり評価がよくありません。
しかし、映画中の滑稽なピーター・パーカーのダンスはさておき、スリル満点なスパイダーマンとニュー・ゴブリンの空中戦や地下鉄でのサンドマンとの戦いや、悪役ではありますが、サンドマンが娘のペンダントを持つことができない感傷的なシーンなどを考慮すると、そこまで悪いものではないのではないでしょうか。

しかしやはり他の作品と比べると、シリーズを通して3回目のメリー・ジェーンの誘拐シーンが入れられるなど、スパイダーマン3全体としては劣るシーンが多数見られます。

このような出来になったのは、サム・ライミ自身が「ヴェノム」をあまり気に入ってなかったが、ソニーやプロデューサーが「ヴェノム」を登場させることを強いたため、「ヴェノム」がシーズンを通して進化しなかった点が一番大きな要因ともいわれています。

8.アメージング スパイダーマン2(2014年公開)

スパイダーマン3が公開されてから約7年後に公開されたアメージング スパイダーマン2はスパイダーマン3と同じ失敗を繰り返しています。

アンドリュー・ガーフィールドが務めるスパイダーマンは、グゥエン・ステイシーとの関係を修復しながら、両親の謎の死やエレクトロやハリー・オズボーンから広がる闇に対面する内容がつまりすぎた作品となっています。

アベンジャーズの大成功をもって、ソニーは、アメージング スパイダーマン2をウェブ監督による最初のアメージング・スパイダーマンを元にした作品ではなく、マーベル・スタジオの作風を模倣した作品に方向転換させました。
この試みは、表面上は効果的でしたが、実際は中身が伴っておらず残念な結果となりました。
また、ソニーは、シニター・シックスの映画の伏線として当作品を作成しましたが、結果的にはアメージング スパイダーマン2のストーリーを複雑にする結果となってしまいました。

しかし、このアメージング・スパイダーマン2ももちろん見どころはあります。
タイムズスクエアでエレクトロと対決するオープニングシーンは爽快です。

また、なんといっても当時アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンが交際していたことがこの映画の見どころを作り出したのではないでしょうか。

この二人の交際が、結果として、グウェン・ステイシーの死は、スーパーヒーロー映画の中でも最高の演技と影響力のあるシーンとなりました。

7.アメージング スパイダーマン(2012年公開)

スパイダーマンはあまり評判がよかったわけではなかったですが、収益がよかったため続編を作成することができました。

そこで、ソニーは前作までと同様、サム・ライミ監督の元、キャストもそのままでスパイダーマン4を作成しようとしましたが、サム・ライミが、ソニーの希望するスケジュールでは作成に短すぎるといい、このプロジェクトから離れてしまいました。

また、主演のメンバーたちもサム・ライミと一緒に辞退してしまったことにより、マーク・ウェブ監督による、アンドリューガーフィールド主演の「アメージング」スパイダーマンが作成されることとなりました。

アメージングスパイダーマンは元々のスパイダーマンのストーリを少し変えており、スパイダーマン像を特殊パワーを持つ生意気な子供から、本格的なスーパーヒーローへと移行させましたが、中途半端な結果となってしまいました。

しかし、故・ジェームズ・ホーナーの美しい音楽やマーティン・シーンを筆頭とする新キャストの素晴らしい演技により、アメージングスパイダーマンはスパイダーマンの歴史上、全体的に素晴らしい作品となりました。

6.スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年公開)

世界がスパイダーマンを最高のヒーローとしてみていましたが、ファー・フロム・ホームの中でのピーター・パーカーは最高とは言えない状態でした。
スパイダーマンは、「アベンジャーズ:インフィニティー ウォー」でサノスに負け、「アベンジャーズ:エンドゲーム」で最愛の恋人を失ったのち、夏休みにヨーロッパでクラスメイトと体とこころを休ませることだけしか考えていませんでした。

ジョン・ワッツ監督の自信は、この作品を前作に匹敵するほど壮観なアクションシーンと魅力的なキャラクターを生み出しました。
また、ミステリオの存在が当作品をMCUの作品のなかで、最高級かつ最もサイケな作品と仕上げました。
スパイダーマンの熱烈なファンたちは、このミステリオの思惑を最初から見破っていたかもしれませんが、ギレンホール(ミステリオ役)の素晴らしい演技や、彼のスパイダーマンやマーベルの歴史上とても重要な役割を担ったことは間違いありません。

今までのスパイダーマンの設定を取り除き、MCUらしさを全面的にだした「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は、今までの作品とかなり違うと感じることでしょう。

5.スパイダーマン:ホームカミング(2017年公開)

アメージングスパイダーマン2の不評により、ソニーはマーベル・スタジオと契約し、スパイダーマンを共有することにしました。
それにより、ソニーはスパイダーマンの映画の権利を維持し、新たな映画を作成するにあたってマーベルに意見をもらい、マーベルの作品に対してもスパイダーマンを登場させることができるようになりました。

スパイダーマン:ホームカミングでは、スパイダーマンは、「キャプテン アメリカ:シビル・ウォー」の後の世界の設定で、ピーター・パーカーは高校を辞め、スーパーヒーロの役割に専念したいと考えるようになりました。
しかし、アイアンマンは彼の経験・年齢からピーターを認めなかったのです。
その時、ピーターの隣人がヴァルチャーだと知り、一役買って認められようと戦います。

「スパイダーマン:ホームカミング」ではベンおじさんの私が軽く触れられる程度になっていたり、スパイダーマンがハイテクスーツを着用するようになった点など以前までのスパイダーマンとの違いが顕著になっています。
こういった変化は全てのファンに受け入れられるのは難しいものでしたが、ソニーとマーベルがなぜこのような変化をスパイダーマンにもたらしたのかは明らかです。
こういった変化がスパイダーマンの作品に大きな転機をもたらすとになりました。

ジョン・ワッツは10代の頃(1980年代)のメモを用いれてこ作品をとてもリアルなものにしました。
また、ホームカミングはトム・ホーランドやマイケル・キートーンのすばらしい才能も後押ししてこの作品が素晴らしいものとなりました。

4.スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年公開)

スーパーヒーローと学生の二重生活により、愛する人々をトラブルに巻き込んでしまうことに罪悪感を感じ、 ドクター・ストレンジに助けを求めました。
しかし、そのことが思いも寄らない事件を引き起こしてしまったのです。

まず、ノー・ウェイ・ホームについて言えることは、当作品は間違いなくスパイダーマンの映画上で一番のスケールを誇る作品だということです。
しかし、この事実は、ストーリー自体を複雑にしてしまう点もあり、喜ばしいことだけではありませんでした。
それでもファンたちにこの作品はとても人気です。

ノー・ウェイ・ホームにはファンたちにとって喜ばしい展開がたくさん含まれており、見どころ盛りだくさんです。

 

3.スパイダーマン(2002年公開)

ブレイドやX-MENがスーパーヒーローという概念を世間に広げた後、サム・ライミによる「スパイダーマン」が登場しスーパーヒーローの存在をポップカルチャーの中で確率しました。
そんな、「スパイダーマン」は2002年最も素晴らしい映画となり、史上で最も素晴らしいスーパーヒーロー映画の1つとなりました。

また、配役についても好評で、J.K・シモンズによるJ・ジョナ・ジェイソンは最高の配役だともいわれており、トビー・マグワイアの恥ずかしがりやで愛らしい性格も賞賛されています。

スパイダーマンは一見軽くユーモアのある作品ですが、グリーン・ゴブリンがメイおばさんを攻撃する方法やスパイダーマンへの攻撃など、少し暗く過激なシーンも見どころです。

この作品は不朽名作という評価で間違いありません。

2.スパイダーマン2 (2004年公開)

スパイダーマン2はスパイダーマンの映画の中でだけではなく、スーパーヒーロー映画の中で最も素晴らしい映画の1つです。
サム・ライミ監督の並外れた異形により、「スパイダーマン」をさらに進化させてこのすばらしい、「スパイダーマン2」を仕上げたのです。

当作品では、ベンおじさんの死の2年後、ピーター・パーカーは、悪党に立ち向かいつづけることを誓います。
そのおかげで、ニューヨークは以前より安全になりつつありますが、メリー・ジェーンの他の人との結婚や、彼のメンターであるオットー・オクタビアスがドクター・オクトパスになるなど、ピーターの私生活はボロボロで彼自身が崩壊寸前です。

また、当作品でのトビー・メーガンはピーターの苦痛、心痛、ユーモアをうまくあらわしており、最高の配役となっています。
さらに、アルフレット・モリーナ演じる「ドクター・オクトパス」もスーパーヒーロー映画で最も最高の悪役の一人としても有名になりました。

そんな二人の電車での戦闘シーンはスパイダーマンの歴史上最高のシーンの1つです。

1.スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース(2018年公開)

「スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース」は間違いなく、今までのアニメーション映画、さらにスーパーヒーロー映画の中で最も素晴らしい映画です。

ボブ・ペルシケッティ監督、ピーター・ラムジー監督、ロドニー・ロスマン監督は、スパイダーマンやその他のスーパーヒーローの活力を取り戻すべく、劇的な革命をこの映画で繰り広げました。

脚本のフィル・ロードとロドニー・ロスマンは、この映画をコミックブックの中で確立された存在へと導きました。

スパイダーマンの力と責任感はピーター・パーカーだけではなく、皆さんの中にあるものです。
誰でもスパイダー・マンになれるということですね。

イントゥ・ザ・スパイダーバースはスパイダーマンへのラブレターのような作品でもあり、スパイダーマン映画史上最高におもしろく愛らしい作品です。

当映画でのスリル満点な戦闘シーンへの細部までのこだわりは言葉にできないほど素晴らしい出来栄えです。
また、それぞれのキャラクターはその特徴を掴みやすいように別々のアニメーションスタイルで描かれている点など、今までにない手法で漫画の世界に命を吹き込んでいます。

 

まとめ

イントゥ・ザ・スパイダーバースの出来が大変よく、好評だったため、続く「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース パート1」と「パート2」の出来栄えに不安を感じるのも不思議ではありません。

しかし、前作ではスパイダー・ピーポーがマイルズの世界に入り込んできましたが、アクロス・ザ・スパイダーバースでは、マイルズ時代が色々な世界を飛び回る設定となっており、この新しい設定により、アクロス・ザ・スパイダーバースを前作とは全く違う作品に作り上げることでしょう。
また、キャスティングやデザインなどをさらに多様化し磨き上げることで、よりよい作品になることは間違いありません。

2023年に公開される「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース パート1」にファンたちは待ちきれません。

参考元:https://screenrant.com/spider-man-movies-ranked/

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