10．デール（シーズン2）
生存者グループの中でも、優しくて落ち着いたみんなのおじいちゃん的な存在だったデール。
各メンバーが最も必要とする方法で絆を深め、慰めの言葉をかけ、うんざりするような親父ギャグを飛ばし、賢明な助言を与えてくれました。
グループの結束と安定のための中心的な役割を担い、その優しさでグループを本当の意味で団結させた彼の死は、視聴者と生存者たちの両方に大きな衝撃を与えました。
突然すぎると話題となったデールの退場ですが、その背景にはデールを演じたジェフリー・デマンと製作側との確執があったとされており、彼自身の希望によってシナリオに追加された展開だったようです。
9．メルル（シーズン3）
メルルの死に関しては、彼を失ったことに対してというよりも、その死が彼の肉親に与えた喪失感に対して心が痛んだ視聴者も多かったのではないでしょうか。
頑固で偏屈なメルルは、兄弟であるダリルにとっては手に負えない兄でしたが、メルルの死に対するダリルの反応は、シリーズでも屈指の悲しいシーンとして知られています。
メルルの死の最も悲劇的なところは、彼が直前まで改心して正しい行いをしようとしていたところにあります。
総督の手による残忍な殺害は、ダリルやほかの生存者たちにとって忘れられないものとして記憶されることとなりました。
8．ハーシェル・グリーン（シーズン4）
心優しく、面倒見のよいハーシェルは、リックと生存者たちに心を開くとともに、家を自由に使わせてくれました。
シリーズが進むとデールの後を継いで生存者たちにとってのよき助言者となり、獣医であったスキルを活かして重症のカールの命を救うなど、一行に必要な医療も提供しました。
作中で亡くなったキャラクターの中でも指折りの優しさと粘り強さを見せたハーシェルですが、総督の手によって家族や友人たちの目の前で首をはねられる…という凄惨な死を遂げます。
彼の死によって生存者たちは最も必要としていた時に助言者を失い、最終的に総督が倒されたときにも状況が好転することはありませんでした。
7．ベス（シーズン5）
優しく、思いやりに溢れ、疲れた生存者たちの心を癒すために歌を歌いながら、赤ん坊のジュディスのお世話をしていたベス。
この残酷な世界に生きる人間には珍しく、無邪気な雰囲気を醸し出していた彼女ですが、一時はこの世界に耐えられず自ら命を絶とうとしたことも…。しかしその後、力を振り絞り立ち直りました。
彼女の死は突然で、アトランタ大病院の腐敗した警官たちから救出される寸前に命を落としてしまいます。
ベスを大切に思っていたダリルにとってはまたしても悲劇的な死であり、生存者たちが見守る中、ベスの遺体を病院から運び出しながら涙するダリルの姿も非常に印象的でした。
6．デニース（シーズン6）
デニースは、心配性がすぎるきらいはあるものの、人に親身に接することができる心優しい医師で、アレクサンドリアの安全地帯で医療に従事していました。
ドラマの中では数少ないLGBTQ+のキャラクターの一人で、シーズン6では生存者チームの一人、タラと恋愛関係に発展しました。
彼女の死もまた突然で、ロジータ、ダリルと共に物資の調達に向かった帰り道、ダリルを狙った矢に片目を貫かれ、痛みと死が迫る中ほんのわずかな言葉を残してこの世を去りました。
