5位 ナルコス
『ナルコス』は、1970年代の麻薬カルテルのリーダー、パブロ・エスコバルの活躍と麻薬取締局との交流、そして彼の失脚を描いた犯罪ドラマシリーズです。
3シーズンと続編の『ナルコス:メキシコ編』で構成されています。
『ナルコス』は、Netflixのオリジナルシリーズの中で、これまで最も成功した作品の一つです。
一部の登場人物のアクセントやエスコバルの人生のロマンチックな変化など、シリーズの一部の側面については批判を受けましたが、全体的なクオリティと物語のシュールさは、ファンや批評家からよく賞賛されています。
4位 ボクらを見る目
『ボクらを見る目』は、アメリカにおける人種差別や人種間格差を描いたドラマです。
「セントラルパーク5人組事件」の出来事を再現した4部構成のドラマシリーズは、ミニシリーズの制作と共同脚本を担当したエヴァ・デュヴァーネイ監督の力作となっています。
この作品は、人種的差別によって誤審を受けた人たちの歩みを描いています。
最初の起訴から最終的に2002年に無罪となるまでの、冤罪者とその家族の姿をリアルに描き出しています。
アメリカの司法制度における人種間格差を描いたこの作品は、冤罪の恐ろしさを伝える、感情豊かで力強い実話です。
この番組の関連番組として、『Oprah Winfrey Presents: When They See Us Now』は、同シリーズと連動してNetflixからリリースされ、番組のキャストやクリエイターとともに、実在の関係者が登場します。
3位 ブラック・ミラー
『ブラック・ミラー』は、テクノロジーによって予期せぬ変化が起きた社会を描いたドラマです。
2011年にイギリスのチャンネル4で初放送されたため、厳密にはNetflixオリジナルシリーズではありませんが、Netflixは2016年にこの番組を移行させ、それ以来、同社のプラットフォームで独占的に取り上げています。
テレビ風刺作家でありながら社会評論家でもある、チャーリー・ブルッカーが制作したこの作品は、斬新なテクノロジーがもたらすディストピアの潜在的影響を探るアンソロジーな作品です。
Netflixに移行して以来、このシリーズは大きく成長し、一つのポップカルチャーの地位を獲得しています。
ディストピアテクノロジーを表現するために使われる「ブラックミラー」という言葉は、ディストピア的な全体主義国家を表現するために、『1984』を執筆したジョージ・オーウェルが由来の「オーウェル的」という言葉が使われるのと同じように、一般的な言葉として定着し、このシリーズが世界中に与えた文化的影響を浮き彫りにしているのです。
2位 ストレンジャー・シングス 未知の世界
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』は、80年代のノスタルジー要素が豊富にちりばめられた作品です。
ダファー兄弟が手がけた『ストレンジャー・シングス 未知の世界』は、NetflixのオリジナルTVシリーズの中でも、これまでで最も人気が高く、文化的な影響力を持つ作品のひとつです。
この作品は、『E.T.』『スタンド・バイミー』『ポルターガイスト』といった1980年代の多くの青春ドラマやSF映画に影響を受けており、この作品は、そのような青春ドラマやSF映画への愛を表現しています。
ファッションからジュークボックスのサウンドトラックまで、80年代のノスタルジーが満載のシリーズです。
現在、Netflixで4シーズンが視聴可能で、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン5でファン待望のシリーズが終了する予定です。
1位 ダーク
『ダーク』は次々と起こる不可解な失踪事件を解決するミステリードラマです。
『イカゲーム』や『ペーパー・ハウス』のような非英語作品が世界的な大作となるずっと前から、『ダーク』はNetflixの非英語作品の至宝といえる作品でした。
バラン・ボ・オダールとヤンティエ・フリーゼが共同制作したNetflix初のドイツ語シリーズ『ダーク』は、架空の町ウィンデンを舞台にしたタイムトラベルSFスリラーです。
この作品のあらすじを一言で説明するのは難しいですが、物語は複数の世代にわたって、町を中心に起こる失踪事件の謎を解き明かそうと努力する主人公達を描いています。
3シーズンにわたって放送された『ダーク』は、タイムトラベル、宿命、パラドックスといったテーマを徹底的に追求し、納得のいく形で展開する、心を揺さぶるシリーズです。
本当に革新的な作品であり、Netflixのこれまでのシリーズの中で最も画期的で独創的な作品の一つであることは間違いないでしょう。
参考記事：The Best Netflix Original Series, According To IMDb Polls (screenrant.com)
