『アルマゲドン』は、巨大な小惑星による破壊の危機から地球を救う勇敢な男たちを描いた超豪華SF映画です。
1998年6月30日に公開され、世界中で5億5千万ドル以上の興行収入を上げ、エアロスミスの主題歌「アイ・ドント・ウォナ・ミス・ア・シング」も知らない人がいないほど有名です。
公開から数十年、超大作の真髄ともいえるこの作品のキャストに迫ってみましょう。
1 ブルース・ウィリス(ハリー・スタンパー役)
公開当時は、「この映画の最大の見どころは、威風堂々とした、愛すべきブルース・ウィリスだ」と『PEOPLE』誌から評されていたようです。
ブルース・ウィリスは、テキサスサイズの小惑星から地球を救うためにNASAから依頼された深海石油掘削のプロであるスタンパーを演じ、究極の犠牲を払うことになりました。
現在、エミー賞を受賞し、5児の父(元デミ・ムーアとの間に成人した3人の娘と、妻エマ・ヘミングとの間に幼い2人の娘)となった彼は、『ダイ・ハード』フランチャイズを手掛け、そのキャリアにおいて多数の映画を発表しています。
2022年3月、認知能力に影響を及ぼす失語症と診断され、俳優業から身を引くことを家族が発表しました。
2 ベン・アフレック(A.J.フロスト役)
公開当時、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997年)で話題になったばかりのアフレックは、「アクション・ヒーローを演じるのにふさわしい資質を備えていることを証明した」と『PEOPLE』誌は評しています。
フロストとしてスタンパーに師事し、スタンパーの娘に恋心を抱きます。
現在は、『ジャスティス・リーグ』のバットマンを演じ、そしてオスカーとゴールデングローブ賞を受賞した俳優と監督になった彼は、ジェニファー・ガーナーと離婚し、その間に3人の子供をもうけています。
アフレックは、00年代前半に付き合っていたジェニファー・ロペスとのロマンスを再燃させ、2人は2022年8月に結婚しました。
3 リヴ・タイラー(グレース・スタンパー役)
今作品では、グレース・スタンパーとして、愛するボーイフレンドと父親が宇宙へ向かうのを見守り、1人が帰らぬ人となるのを見届けて心を打ち砕かれる様子を演じました。
リヴ・タイラーの実父であるスティーブン・タイラーは、自身のバンド「エアロスミス」でこの映画のサウンドトラックの一部を担当しています。
現在は、『9-1-1: Lone Star』の第1シーズンで救急隊員ミシェル・ブレイクを演じています。
実生活では、長年のパートナーであるスポーツトレーナーのデヴィッド・ガードナーとともに3児の母となりました。
4 スティーヴ・ブシェミ(ロックハウンド役)
公開当時は、スタンパーの相棒として、一発芸で笑いを誘いました。
現在ブシェミは、ハリウッドで成功を収め、特にHBOの『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』でエミー賞とゴールデングローブ賞を受賞し、TBSの『Miracle Workers』に出演しました。
亡き妻ジョー・アンドレスとの間に成人した息子が一人います。
5 オーウェン・ウィルソン(オスカー・チョイ役)
作品中では、スタンパーのクルーの一人で、ミッションに関連した事故で非業の最期を遂げました。
現在は、マーベル・シネマティック・ユニバースのドラマ『ロキ』に出演するなど、コメディ界で地位を確立し、『ウェディング・クラッシャーズ』(2005)の続編に出演するとの噂があります。
また、彼には3人の子供がいます。