5.LION/ライオン~25年目のただいま~(2016)
5歳の時にインドで家族と離れ離れになり、オーストラリアで養子として育てられた青年が、家族との再会を求めて旅に出る物語を描いた『LION/ライオン~25年目のただいま~』。
おぼろげな記憶とGoogle Earthを頼りに生まれ故郷を探し出したという実話を基にした感動の人間ドラマとして、映画・原作本ともに大きく話題となりました。
第89回アカデミー賞作品賞をはじめ6部門でノミネートされ、オーストラリアで主人公サルーと暮らす養母スーを演じたニコール・キッドマンも助演女優賞にノミネートされました。
4.めぐりあう時間たち(2002)
メリル・ストリープ、ジュリアン・ムーア、ニコール・キッドマンが主演を務め、異なる時代、異なる場所で生きる3人の女性が、それぞれの人生における深い意義を見出そうとする姿を描いた『めぐりあう時間たち』。
それぞれの時代の女性たちが「女性らしさ」と「女性の自立」への問いに直面する様子を独特の手法で描き出したことで高く評価されています。
主人公の一人であり、1923年を舞台に代表作の一つである『ダロウェイ夫人』を執筆中の作家ヴァージニア・ウルフをニコール・キッドマンが演じ、第75回アカデミー賞 最優秀主演女優賞を受賞しました。
3.The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017)
南北戦争期のアメリカ南部を舞台に、人里離れた女子寄宿学校で密かに暮らす7人の女性の前に、一人の負傷した北軍兵士が現れたことから始まる愛憎劇を描いた『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』。
ソフィア・コッポラ監督が2017年カンヌ国際映画祭の監督賞を受賞したこと作品としても知られています。
ニコール・キッドマンは、男性が現れたことで大きく揺れる学園で、秩序を保とうとする学園長マーサを演じています。
2.ムーラン・ルージュ(2001)
1899年、パリの夜の街で大人気のキャバレー「ムーラン・ルージュ」を舞台に、花形スターと貧乏作家の燃えるような恋の物語を描いたミュージカル映画『ムーラン・ルージュ』。
キャバレーきっての人気ダンサーであり、高級娼婦でもある物語の中心人物サティーンをニコール・キッドマンが、そして相手役である貧しくも才能ある若き作家クリスチャンをユアン・マクレガーが演じました。
アカデミー賞8部門ノミネート、ゴールデン・グローブ賞では作品賞・主演女優賞・作曲賞の三冠を達成し、2000年代を代表するミュージカル映画の一つとしてその名が挙がることも多い作品です。
1.アザーズ(2001)
1945年。英国ジャージー島に立つ大邸宅を舞台に、二人の子供と共に出征中の夫の帰りを待つ母親が、使用人を雇った矢先、次々と屋敷で不可解な怪奇現象に見舞われていく…というサスペンスホラー『アザーズ』。
常に家の中に他人の気配がするという恐怖と不安を抱えながら、愛する子供たちを守ろうとする母親をニコール・キッドマンが見事な緊張感と共に演じています。
観客に安堵させる隙を与えない恐怖の演出と衝撃のエンディングで、今なお良質なホラー映画の一つとして根強い人気を誇る作品です。
参考記事:https://screenrant.com/best-nicole-kidman-movies-according-to-ranker/