高評価だけど実は嫌いな人も多い海外ドラマ 10選

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5．ピーキー・ブラインダーズ（2013-2022）

第一次世界大戦後に現れた犯罪組織「ピーキー・ブラインダーズ」の活躍を描き、数々の賞を受賞した歴史ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』。

2022年6月にNetflixで最終シーズンであるシーズン6が公開され、多くの熱心な視聴者からの期待と喪失感に包まれることとなりました。

豊富なプロットと歴史が巧みに組み込まれて制作されたにも関わらず、とあるユーザーは「ただ受けつけなかっただけ」とコメント。シリーズに対する明確な嫌悪感はなく、最初に見たときから興味がわかなかった、というのが本音のようです。

残念ながら「ピーキー・ブラインダーズ」は軽い気持ちで観始めるようなタイプのドラマではないため、人によっては入り込むのに時間がかかることもあるでしょう。

現在シーズン4が制作されているNetflixのヒットシリーズ『YOU -君がすべて-』。

悪質なストーキング行為を繰り返した結果殺人犯となったジョーに焦点を当てた作品で、視聴者が主人公である彼に対して「早く捕まってしまえ！」と思うと同時に、いつのまにか彼がギリギリのところをかいくぐる様子にホッと息をついてしまうような不思議な中毒性を持つシリーズです。

とある「Reddit」ユーザーは、このシリーズの主人公のさまざまな病的な行動に対して、「人々がロマンチックと感じているのが信じられない」とコメント。

この主人公が醸し出す不穏な雰囲気を乗り越えてエンターテインメント性を見出すことができなければ、物語に愛着どころか嫌悪感を持ってしまう人が出てしまうことも頷けます。

今最も話題になっているドラマの一つである、ホラーシリーズ『ストレンジャー・シングス』。

2022年5月に待望のシーズン4が公開され、そのシーズンフィナーレには多くのファンから驚きの声が上がりましたが、それでもやはりドラマに対して物申したい人もいるようで。

ある「Reddit」ユーザーは、「だんだんドラマを嫌いになってきた」とコメント。

このシリーズは、新しいシーズンが公開されるたびに、その質の低下を嘆く視聴者もいれば、シーズン1の時と同じように夢中になる視聴者もおり、対照的なレビューが聞こえるようになりました。新しい作品が発表されると、再び脚光を浴びると同時に、その光の当たり方もまた変化していくのかもしれません。

エミー賞を受賞したファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。

テレビ界でも他に例を見ないほどの、キャラクターの予想外な死をもたらした過激な暴力と複雑なストーリー展開で知られる人気シリーズで、2022年には前日譚である『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』も放送されます。

その強烈さと、不穏で非人道的な行為の描写によって多くの反対意見が集まったこともある『ゲーム・オブ・スローンズ』ですが、「Reddit」ユーザーの中には、「（私の）好みに合わなかった」「特に何も思わなかった」など、無関心からくる意見も寄せられていました。

こうした意見は、高く評価されているシリーズに対する新たな不満の形を示しているのかもしれません。また、物議を醸したシーズン8のエンディングについても考慮しなければならないでしょう。

末期がんの化学者ウォルター・ホワイトが、自分がいなくなった後の家族が不自由なく暮らすために麻薬帝国を作り上げる…という物語で多くのドラマファンから優れたドラマシリーズというお墨付きをもらった『ブレイキング・バッド』。

一方、「Reddit」ユーザーの中には、このドラマシリーズを試したものの「好きになりたかったけどなれなかった」という人や、「見続けることができなかった」とコメントする人も。

『ブレイキング・バッド』は確かに絶賛されたドラマではありますが、ドラマのステータスに関係なく、最高とされる番組が自分の好みにはあわなかった、という経験を持つ視聴者は少なくないのではないでしょうか。