若手ハリウッド女優⑪ ヘイリー・スタインフェルド
コーエン兄弟監督作『トゥルー・グリット』(10)に出演し、10代前半で数々の賞にノミネートされるなど鮮烈な映画デビューを飾ったヘイリー・スタインフェルド。
共演したマッド・デイモンからも、現場での度胸ある様子が印象的だったと言われていました。
女優とは別に、歌手としても精力的に活動をしており、ファンの間では「ヘイズ」という相性で親しまれています。
主演を飾った『バンブルビー』(18)では主題歌も担当しました。
さらにはテイラー・スウィフトのMV「Bad Blood」にも出演しており、クローンともアンドロイドともつかない3人のヘイリー・スタインフェルドが登場します。
彼女がもつ“等身大の魅力”を存分に感じられる作品といえば、『スウィート17モンスター』(16)でしょう。
親友が嫌いな兄とベッドインしているところを目撃してしまい友情関係が破綻。
さらには気になる男子にセックスを思わせるような内容のメールを誤送信するなど、“こじらせ”を通り越して“やらかし系”女子を見事に体現していました。
思春期特有の跳ね返りっぷりも見事ですが、そんな彼女の面倒を見るウディ・ハレルソンもチャーミングという怪作でもあります。
どちらのファンにもおすすめの1本です。
若手ハリウッド女優⑫ クロエ・グレース・モレッツ
2010年に公開した『キック・アス』で演じた「ヒット・ガール」によって、本国だけでなく日本でもブレイクしたクロエ・グレース・モレッツ。
この役は当時10代前半だったにもかかわらず、過激なアクションを自身でこなしており、批評家からも高く評価されました。
また、多くのハリウッド女優たちがInstagramをやるように、クロエ・グレース・モレッツのアカウントも非常に人気!
フォロワーが510万人に到達した際には、ファン画の感謝もこめてお祝いに幼少期のパジャマ姿を公開して話題を呼びました。
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『キック・アス』以降も精力的に作品に出演する中、近年はホラー映画のリメイクに出演することが増えています。
2010年には、スウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のハリウッドリメイク作『モールス』にてヴァンパイア役を熱演。
2013年にはホラー映画『キャリー』のリメイクで主人公を演じています。
さらに2018年にはルカ・グァダニーノ版『サスペリア』にも出演し、恐怖に怯え続ける様子はまさに怪演でした。
若手ハリウッド女優⑬ エル・ファニング
『アイ・アム・サム』(01)で、ダコタ・ファニングが演じた2歳の頃のルーシーを演じ、映画デビューしたエル・ファニング。
日本が舞台にもなった『バベル』(06)や、ブラッド・ピット主演の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08)などにも、幼くして出演しました、
特にソフィア・コッポラ監督作『SOMEWHERE』(10)で、彼女のファンになったという人も多いのではないでしょうか?
4つ上の姉、ダコタ・ファニングもまだ10代にも満たない頃から芸能活動を始めているため、若くしてキャリアの長いファニング姉妹。
ダコタ・ファニングは『イコライザー』シリーズのデンゼル・ワシントンと『マイ・ボディガード』(04)で共演すると、大ベテランのワシントンから「僕が会った役者の中でも本当に優れている」と言われるほどの演技を披露しました。
最近のエル・ファニングは様々な役に挑戦しており、トランスジェンダーの少年を演じた『アバウト・レイ 16歳の決断』(17)や、「フランケンシュタイン」の作家、メアリー・シェリーを演じた『メアリーの総て』(17)があります。
『メアリーの総て』では、女性であるがゆえにさまざまな困難や苦境に立たされる辛い役を演じ、これまでにないエル・ファニングの一面を見ることができます。