5位 カッコーの巣の上で(1975)
刑務所での強制労働を逃れるため、精神異常を偽って精神病棟に入ったマクマーフィ(ジャック・ニコルソン)が、患者の人間性まで奪おうとする病院側と対立し、患者たちに生きる気力を与えていく・・・。
ミロス・フォアマン監督が、ユーモアとドラマを絶妙なバランスで描いた同作は、アカデミー賞作品賞を始めとする主要5部門に輝き、アメリカン・ニューシネマの代表作となりました。
4位 シンドラーのリスト(1993)
スティーヴン・スピルバーグ監督の『シンドラーのリスト』は、第二次世界大戦中のホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)という歴史を真正面から捉え、世界的に評価されました。
物語の主人公は、迫害されたユダヤ人を自身が経営する工場で積極的に雇い、1000名以上の命を救ったオスカー・シンドラーという実在の人物です。
リアリティを追求したスピルバーグ監督はモノクロの撮影手法を採用し、時に目を覆いたくなるほどの残虐な描写にも臆さず、批評家と観客の双方から高く評価されました。
3位 風と共に去りぬ(1939)
マーガレット・ミッチェルの古典小説を、『オズと魔法使い』のヴィクター・フレミングが監督として映画化したこの作品は、当時史上最高の興行収入を記録し、その後20年間記録を保持しました。
アメリカ南部を舞台にしたスカーレット・オハラとレット・バトラーの恋が、4時間に迫るほどの長尺で描かれ、当時斬新だった映像手法も相まって、その年のアカデミー賞を席巻しました。
『風と共に去りぬ』は、その後の映画作品に多大なる影響を与えたことは、間違いないでしょう。
2位 ゴッドファーザー PART II
堂々の2位に選ばれたのは、フランシス・フォード・コッポラ監督が手掛けた、あまりにも有名なギャング映画『ゴッドファーザー』シリーズのパート2です。
続編が第1作目を超えることが難しいと言われている中で、続編として初めてアカデミー賞に輝いた、記憶にも記録にも残る名作映画です。
アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ロバート・デュヴァル、ダイアン・キートンなど、映画界に名を残す名優たちの共演は、必見です。
1位 フォレスト・ガンプ/一期一会(1994)
ロバート・ゼメキス監督が1994年に公開し、世界的な大ヒットを記録した『フォレスト・ガンプ』が、全94作品あるアカデミー賞作品賞受賞作の頂点に輝きました。
トム・ハンクス扮する純真な青年フォレスト・ガンプの半生と、アメリカの何十年にもわたる歴史を織り交ぜて描く同作は、ロードムービーとヒューマンドラマ、ファンタジーすべてを合わせたような魅力があります。
果たして今後、『フォレスト・ガンプ』を超えるアカデミー作品が登場するのでしょうか。
ぜひ、注目したいですね。
※参考記事:https://screenrant.com/best-oscar-winning-movies-academy-awards-ranker/