作品詳細
2010年10月から12月までTBS系列の”金10”で放送されていたテレビドラマ。
1999年に同局で放送された刑事ドラマ『ケイゾク』と同一の世界観を共有している作品であり、同年の前クールに放送された長瀬智也主演の『うぬぼれ刑事』に続いての刑事ドラマとなりました。
当時の平均視聴率は10%超え。劇場版やスピンオフ作品が次々と制作されるほど、根強いファンを抱える本作。有村架純さんや神木隆之介さんといった非常に豪華な顔ぶれが集っており、続編が観たい人も多いはずです!
戸田恵梨香(当麻紗綾 役)
本作主人公の一人。京都大学理学部卒の物理マニア。
ガサツで警察官としてはだらしない性格の持ち主ですが、その反面IQ201の天才で、超能力による難事件を解決へと導きます。左手を隠し、赤いキャリーバックを常に持っているのがトレードマーク。
ドラマ『エンジン』や『野ブタ。をプロデュース』にレギュラー出演を果たし、若手女優の中でも抜きんでていた戸田恵梨香さん。本作の独特なキャラクターとその演技力が注目を集め、さらにブレイク。本作放送後は、『SUMMER NUDE』や『海の上の診療所』、『大恋愛~僕を忘れる君と』などに出演しています。
昨年には同じく俳優の松坂桃李さんとご結婚!結婚後もTBS系列の『俺の家の話』にレギュラー出演していることから、まだまだドラマや映画で活躍する姿が観られそうです!
SPECのトウマ役は戸田恵梨香さんにしか務めることができないキャラクター。劇場版で完結した本作ですが、ファンからすると同キャストでの続編に期待したいですね!
加瀬亮(瀬文焚流 役)
本作もう一人の主人公。警視庁特殊部隊の小隊長から左遷された捜査官。
特殊部隊時代に部下の志村を謎の超能力により失ったことから、”未詳”に配属。腕っぷし一つの肉体派刑事で、ポーカーフェイス&坊主頭と、かなり強面の印象。相棒のトウマとはデコボココンビで、頭脳はトウマ、戦闘はセブミといった役割分担です。
セブミ演じる加瀬亮さんは舞台出身の俳優さんで、1998年にはスクリーンデビュー。代表作は『それでもボクはやってない』や『硫黄島からの手紙』などがあります。テレビドラマでは『ありふれた奇跡』で主演を務め、本作は主演ドラマの2作目となりました。
最近の俳優業は昔ほど活発ではないですが、2020年は映画『ミナマタ Minamata』に出演しました。
竜雷太(野々村光太郎 役)
”未詳”の嘱託係長。トウマとセブミの上司にあたります。
父親のような優しい上司として登場しますが、実は元捜査一課弐係(通称”ケイゾク”)の係長で、刑事としての誇りを強く持つ人物。みんなからは”ゴリさん”と呼ばれ慕われています。(”ゴリさん”の愛称は『太陽にほえろ!』からオマージュ。)
ベテラン俳優の竜雷太さんは、昭和を代表するドラマ『太陽にほえろ!』にレギュラー出演。その他、大河ドラマや火曜サスペンス劇場の数々の作品に出演を果たしています。
20年前に放送された『ケイゾク』においても、主演の2人の上司役として出演。ベテラン刑事役がよく似合う俳優さんですね。
神木隆之介(一十一 役)
時を操る謎の少年。
自身の超能力により世界を征服しようという危険な思想を持つ少年であり、ドラマ内屈指の難敵。年齢は13歳と言う設定ですが、それよりもはるかに大人な印象を持っています。
神木隆之介さんは子役出身の俳優。小学生の時に主演を務めた映画『妖怪大戦争』では、なんと日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています!さらにドラマでは『探偵学園Q』や『風のガーデン』に出演。本作放送もドラマ出演は多く、『小暮写眞館』や『11人もいる!』、『家族ゲーム』などがあります。
声優としても活躍する神木さんは現在の日本の業界内では存在感抜群の俳優さんと言えるでしょう!最近の活躍では、『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』や『100日間生きたワニ』など声優としての活躍が目立ちます!