涙活(るいかつ)とは、意識的に泣くことでストレス解消を図る活動。 寺井広樹によって考案、提唱された造語である。
記載されているレーティングは、日本で活用されている複数の映画レビューサイトから、平均点を算出したものです。
【私はここで泣きました】は、ストーリーの核心部分のネタバレを含みます。そのため、まだ観ていないタイトルの場合は読まないように注意してください。
こちらの記事にはネタバレが含まれています
1.ショーシャンクの空に 1994年
不運な巡りあわせにより、妻と不倫相手の殺害犯人とされ、無実の罪で投獄された主人公が、自分と希望を捨てずに必死に生き抜いていく姿を描いた名作ヒューマンドラマ。
原作はスティーブン・キング、出演はティム・ロビンス、モーガン・フリーマンら。
興行的には大きな成功にはならず、7部門ノミネートされた第67回アカデミー賞においても、同年に公開された「フォレスト・ガンプ」の後塵を拝し、1つも受賞には至りませんでした。
公開終了後にレンタルや配信の口コミにより、高い評価を得て、多くの人のベスト映画となった作品です。
「フォレスト・ガンプ」ももちろん名作ですが、私も本作のほうが泣けました。
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【私はここで泣きました】
やはりエンディングである、脱獄後にレッドとメキシコのジワタネホの海岸で再会するシーンです。
二人がどんな会話を交わしているのか聞いてみたい…カメラが引いていくシーンで心惹かれたのは私だけではないでしょう。
また、先に出獄した後自殺したブルックスの残した「BROOKS WAS HERE」の文字に、レッドが新たな決意を込めて「SO WAS RED」と書き加えたシーンも好きです。
いつか鳥を飼うことがあれば名前はジェイクにしたいと思うほど、この映画が好きな私でした。
2.ワンダー 君は太陽 2018年
全世界で800万部を超えるベストセラー小説を映画化。
生まれつきの障害によって人とは異なる顔を持つ少年が、小学校5年生になって初めて学校へ通い、さまざまな困難に立ち向かいながらも成長していく姿を描く。
「ルーム」で注目を集めた天才子役ジェイコブ・トレンブレイが主演を務め、母親役にジュリア・ロバーツ。
日本では興行収入6億円と、まずまずのヒットでしたが、本作の涙力を考えるともっと多くの人に観ていただきたい作品です。
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【私はここで泣きました】
ラストシーンでオギーが表彰されるシーンも感涙ものですが、私が最も泣けたのは姉のヴィアのストーリー。
良くも悪くも注目されるオギーに比べ、「世界一手のかからない子」と言われており、唯一の理解者だった祖母も亡くして心の奥底では寂しさを感じているヴィア。
親友のミランダとの和解を経て、演劇の主役としてみんなから喝さいを浴びるシーンは心の底から「良かったね!」と思え、涙が止まりませんでした。
3.天使のくれた時間 2000年
多忙なエリートビジネスマン・ジャックが、ある日突然、自分がかつて選択をしなかった別の人生を生きることになり、その経験を通して愛の大切さに気付いていくラヴ・メルヘン。
主演はニコラス・ケイジ、ティア・レオーニ。
ラブストーリーであり、設定はファンタジーメルヘンでもありますが、泣けます。
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【私はここで泣きました】
ジャックは別の人生に最初なじめず、娘からパパが宇宙人になってしまったと思われて「地球にようこそ」と言われてしまいます。
しかし時間を経るうちに、ジャックは人間としての大切なものに気づき変わっていきます。
そして娘と雪の中遊んでいるときに、ついに「本物のパパが帰ってきた」とハグをされます。
それを優しく見つめる妻のケイト。
幸せってこういうことなんだな、というシーンにほろりと涙しました。
4.おくりびと 2008年
ひょんなことから田舎に帰り、遺体を棺に納める納棺師となった男が、仕事や人間関係を通して成長していく人間ドラマ。
人生の最期に必要な職業を通して家族愛を描きます。
主演、本木雅弘が見せる美しい所作の納棺技術がすばらしいです。
第81回アカデミー賞で、日本映画史上初の外国語映画賞を受賞した作品でもあります。
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【私はここで泣きました】
ラストシーン、死んだ父親の納棺の儀式を行おうとして、固く硬直していた手をほぐすと、そこに握られていたのはかつて主人公と交わした石でした。
それを見つけた大吾の表情、流れる一筋の涙。
そして回想シーンでよみがえる父親の顔。
顔を愛おしそうに撫でて「親父」と声を振り絞るシーンがたまりません。
流れるチェロのリズムともあいまって、本木さんの所作、演技に引き付けられました。