『スタンド・バイ・ミー』あらすじ
作家のゴードンはあるニュースを目にする。それは弁護士のクリス・チェンバースの死亡を知らせるものだった。そしてゴードンは自身の子供時代を回想する。
1959年、ゴードンの少年時代、年齢は12歳。オレゴン州キャッスルロックの田舎町。
いつも集まる悪友のゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人は秘密基地を作り、他愛のない話で盛り上がっていた。
仲間の1人のバーンがある時、死体が森の中にあるとの情報を掴み、安易な動機をもとに4人での冒険の旅が始まるのだった……
『スタンド・バイ・ミー』に出演したキャストたちのその後
映画『スタンド・バイ・ミー』のキャストたちの今に迫ります。出演当時の画像と、その後の画像を合わせて掲載してありますので、ご覧ください。
35年以上が経過した今、当時の子役たちがどんな姿になったのか…
そんな彼らの姿に、着目してみてください。
役名:ゴーディ・ラチャンス/キャスト:ウィル・ウィートン
ゴーディは、クリスと1番仲が良く、物語を作るのが得意な少年。
仲間からも一目置かれていて、面白い話などを作中でも披露しています。
ひ弱な見た目でありながらも、街の不良たちに立ち向かうなど、度胸の強さ、芯の強さを披露し、親友のクリスからも一目置かれている存在のゴーディ。
主人公らしくもあり、らしからぬ一面も披露する『スタンド・バイ・ミー』の象徴的キャラクターの1人です。
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主人公のゴーディを演じたのはウィル・ウィートン。 1972年7月29日生まれ。
『スタンド・バイ・ミー』以降の出演では、スター・トレックの出演で知られています。
その後フラバーなどの映画作品に出演後、TVに活動の場を移しました。
子役からそのままキャリアを継続しており、映画にTVと幅広い分野で活躍しています。
さらには、俳優としての幅を広げ、現在では声優にナレーションなど、その活動は多岐に渡ります。
2020年にも、ナレーションなど出演作は途切れずに、確固たる地位を形成している人物です。
役名:クリス・チェンバーズ/キャスト:リバーフェニックス
クリスは、悪友4人の中のガキ大将的な立ち位置の少年。
面倒見がよく皆を気にしつつ、肝っ玉が座っていて大人びている役柄です。
タバコをふかし、悪びれた態度をするも、それは偽りではなくしっかりと芯の通った少年であることが描かれています。
親友のゴーディのことを買っており、常に気にかけている心優しい一面も魅せている、人気キャラクターです。
クリスを演じたリバー・フェニックスは、1993年に亡くなっています。
『スタンド・バイ・ミー』出演以降は、インディ・ジョーンズなどを経て、ガス・ヴァン・サント監督の『マイ・プライベート・アイダホ』の主演で賞賛を浴び、高い評価を得て俳優としての実力を示したものの、惜しくも93年に薬物による心不全が原因で命を落としてしまいました。
将来を渇望されていた俳優ながらも、惜しくもその姿を観ることができなくなってしまいました。
彼の弟が「ジョーカー」の鬼気迫る演技でアカデミー賞主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックス。
長らく兄について語ってこなかったホアキンですが、2019年に兄との貴重な思い出話を披露し、ファンを喜ばせてくれました。
「私が15歳か16歳のころ、兄のリヴァーが『レイジング・ブル』という映画のビデオテープを持って帰ってきて、私を座らせ、見させました。そしてその翌日、彼は私を起こしに来て、もう1度それを見させました。そして彼はこう言いました。『お前はまた演技を始めるんだ。これがお前がしていくことだ』。兄は私に質問したわけでもなく、そう言い聞かせてきました。私はあの時の兄に感謝しています。なぜなら、演技が私に信じられないほど素晴らしい人生を与えてくれたからです」
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役名:テディ・ドチャンプ/キャスト:コリー・フェルドマン
テディは、メガネがトレードマークの少年。
父親の影響で軍隊に憧れている象徴的とも言える特攻キャラでした。
ですが、危機を感じたら一目散に逃げるなど笑える一面も。
そんな反面、虐待を受けて耳を焼かれるなどの過去を持っており、繊細な一面も見せていました。
テディを演じたのはコリー・フェルドマン。
1971年7月16日生まれ。
その後は俳優として数々の出演作を経験していますが、大きく大成することはありませんでした。
『スタンド・バイ・ミー』の前に『グーニーズ』などにも出演しており、俳優としてのピークはその2作と言えるようです。
そこからは当たり役などは無いもののコンスタントに俳優として活動しています。
子役時代に性的虐待を受けているなどの告発を行い、本業以外で話題に上がることが多かった事でも知られています。