5位:ダニエル・デイ=ルイス
3度のアカデミー賞、4度のBAFTA賞に輝くデイ=ルイスは、舞台からそのキャリアをスタートさせました。
綿密なリサーチと、本物へのこだわりで知られる独自の演技スタイルを確立し、映画の撮影中はずっと役になりきるなど、その徹底ぶりは健康に悪影響を及ぼすほどだと言われています。
アメリカでの知名度を上げたのは、映画『ラスト・オブ・モヒカン』ではないでしょうか。
その後、スコセッシ監督の『ギャング・オブ・ニューヨーク』でレオナルド・ディカプリオと共演。
実はこの撮影時に肺炎にかかったのは、コートを着ることも、治療を受けることも、映画の時代設定に合わないとして治療を拒否したため、という逸話もあります。
4位:ダスティン・ホフマン
ダスティン・ホフマンは、アンチヒーローを演じることも、理想主義者を演じることもできる、実にルネサンス的な俳優です。
青春映画『卒業』の主演して一躍有名になり、映画はその後文化的にも歴史的にも重要であるとして、アメリカ国立フィルム登録簿に登録されました。
『真夜中のカーボーイ』、『大統領の陰謀』、『クレイマー、クレイマー』、『トッツィー』など、数々の名作映画に出演。
ホフマンは、社会からはみ出たアンチヒーローを演じることが多く、複雑なキャラクターの内面を、実にリアルに表現しています。
3位:モーガン・フリーマン
神々しい声と、あらゆるジャンルのあらゆる役に成りきる演技力で知られるフリーマンは、幅広い世代の映画ファンにとってアイコン的な存在になっています。
劇場からキャリアをスタートさせた後、映画『ストリート・スマート』でブレイクし、アカデミー賞にノミネートされました。
その後、アカデミー賞作品賞に輝いた『ドライビング Miss デイジー』、クリント・イーストウッドと共演した『許されざる者』、代表作となった『ショーシャンクの空に』など、大作映画に数多く出演しています。
フリーマンのトレードマークである、深く響く声は、人々に安心感を与えてくれるのでしょう。
2位:アンソニー・ホプキンス
60年以上のキャリアを持つホプキンス。
様々な俳優や監督が現れては消えていく中、常に求められてきた存在です。
俳優以外でも才能豊かで、映画監督、プロデューサー、作曲家、さらには画家としても活躍しています。
最も有名な役といえば、『羊たちの沈黙』の連続殺人犯、ハンニバル・レクターではないでしょうか。
この象徴的な役で、ホプキンスはアカデミー賞主演男優賞に輝きました。
また、彼の独特な演技スタイルはハリウッドでは有名で、すべてのセリフが自然に聞こえるように、綿密な準備をすることで知られています。
あらゆるアクセントを自由自在に操り、その才能を活かしてさまざまな役を演じ、大きな成功をおさめているのです。
1位:トム・ハンクス
アメリカ映画に多大なる影響を与えてきたハンクス。
ドラマチックな役からコミカルな役まで、なんでもこなす演技力を誇り、国境や言語の壁を越えて多くのファンに愛されています。
1980年代後半から、『フィラデルフィア』、『フォレストガンプ』、『プライベート・ライアン』など、ヒット作を量産し、その人間味あふれる温かい演技で高い評価を受けてきました。
ハンクスの勢いは衰えを知らず。
彼の”最高傑作”は、これから誕生する・・・かもしれません。
参考記事:The 10 Greatest Actors In Movie History, According To Ranker (screenrant.com)