10位：ジョディ・フォスター
３歳から俳優やモデルとして活躍してきたフォスター。
マーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー（1976）』のアイリス役でアカデミー賞にノミネートされ、プロとしての地位を確立し始めました。
大人になってからの代表作で思い浮かぶのは、映画『羊たちの沈黙（1991）』で演じた若きFBI捜査官のクラリス・スターリングではないでしょうか。
同作は名だたる賞を総なめにし、アカデミー賞では作品賞・男優賞・女優賞を含む主要５部門すべてに輝くという偉業を成し遂げました。
フォスターの演技に対する情熱と知性は作品にユニークな視点をもたらし、観客を感動させ続けています。
９位：キャシー・ベイツ
ベイツのキャリアは、他の多くの俳優と同様、ニューヨークで始まりました。
テレビや映画の端役からスタートし、舞台で知られるようになったベイツは、ホラー映画『ミザリー（1990）』でブレイクし、アカデミー賞主演女優賞に輝きます。
『フライド・グリーン・トマト（1991）』、『トークショー（1996）』、『アニー（1999）』などヒット作への出演が多く、特に『タイタニック（1997）』は最高興行収入の記録を長年保持してきました。
『The Office』のようなコメディから『アメリカン・ホラー・ストーリー』のようなホラーまで、幅広いジャンルのあらゆる役を演じ、映画とテレビ両方にその名を刻んでいます。
８位：ジュリー・アンドリュース
75年もの輝かしいキャリアを誇るアンドリュース。
子役や舞台役者としてスタートし、ディズニーのミュージカル『メリー・ポピンズ（1964）』で長編映画デビューを果たすと、同役でアカデミー賞に輝きました。
その後も順調な俳優人生を歩み、『モダン・ミリー（1966）』、『魔法にかけられて（2007）』、『プリティ・プリンセス（2001）』など、多くの作品に出演してきました。
しかし、アンドリュースといえばやはり『サウンド・オブ・ミュージック（1965）』のマリア役でしょう。
丘の上で踊りながら歌うアンドリュースは、永遠に輝き続けます。
７位：オードリー・ヘップバーン
映画スターであり、ファッションアイコンでもあるヘップバーンは、人道主義者としても知られています。
彼女の才能と美貌は多くの人の心を掴み、初主演映画『ローマの休日（1953）』でアカデミー賞を受賞すると、その数日後には『オンディーヌ』の舞台演技でトニー賞に輝きました。
『ティファニーで朝食を（1961）』、『シャレード（1963）』、『マイ・フェア・レディ（1964）』など、実に輝かしいキャリアを歩んだヘップバーンは、歴史上最も偉大な俳優の一人として記憶されています。
６位：イングリッド・バーグマン
スウェーデン出身のバーグマンは、ヨーロッパとアメリカの両方で活躍し、映画史に最も影響を与えた女優の一人として知られています。
『別離（1939）』の若いピアニスト役でアメリカ映画デビューを果たしたバーグマンですが、ハリウッドの古典『カサブランカ（1942）』で演じたハンフリー・ボガートの相手役で、その名を広めました。
しかし、バーグマンがアワードで評価されるようになったのは『ガス燈（1994）』に出演してからです。
演技に対して誠実に取り組むことで知られるバーグマンは、輝かしい実績と並び、その素晴らしい人柄で多くの人に愛されてきました。
