10.スカーレット・ウィッチ
第10位にランクインしたのは、スカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)です。
映画(MCU)版では、エリザベス・オルセンが演じ、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)に初登場。
高速で移動できる能力を持つ双子の弟クイック・シルバー(ピエトロ・マキシモフ)と共に、はじめはアベンジャーズの敵として現れました。
戦いを経てアベンジャーズに加入したのちメンバーの一人であるヴィジョンと恋に落ち、Disney+で配信中のドラマシリーズ『ワンダビジョン』では二人を主人公にした物語が描かれています。
そんな彼女ですが、実はキャラクターとしてはじめて登場したコミックは『X-MEN』シリーズ。
X-MENの宿敵マグニートーの子供として登場し、ミュータントの能力に目覚めた双子の姉弟としてX-MENやアベンジャーズの前に幾度も立ちはだかりました。
9.ブラックパンサー
アメリカの主要なコミックで初となるアフリカ系のスーパーヒーローとして60年代にデビュー。
MCUとスーパーヒーロー映画というジャンルにおいて、ファンからは象徴的な存在としてその名前が挙げられることも多いブラックパンサーが第9位に。
豊富な資源と高度に発達した文化水準を誇る王国ワカンダの国王のもう一つの力であるブラックパンサーを襲名したティ・チャラの物語を描いたコミックは数多く、数10年にわたる長い歴史を持っています。
故チャドウィック・ボーズマンがブラックパンサーを演じた映画(MCU)版の評価も非常に高く、続編である『ブラックパンサー2/ワカンダフォーエバー』の公開が2022年に予定されています。
8.キャプテン・アメリカ
マーベルのブランド名を耳にしたとき、多くのファンが即座に思い浮かべるスーパーヒーローの一人であるキャプテン・アメリカ。
映画とコミック両方において、アベンジャーズの中核を担うメンバーとして活躍してきました。
その一方で、第2次世界大戦中の極秘作戦に参加したことにより超人的な力を手に入れた、という出自を持つキャプテン・アメリカは、アメリカの戦争の成果を正当化するためのプロパガンダとしての役割を担わされたキャラクターの一人でもあります。
数十年にわたり自らの理想や、「愛国心とはなにか?」という問題に直面してきたキャプテン・アメリカは、次第に地に足の着いた人間味のあるキャラクターへと変化していきました。
7.ハルク
マーベル・コミックの旗印的なヒーローの一人であり、最も”怪物的な”キャラクターの一人でもあるハルク。
彼を主人公とするコミック版の中には、アイアンマンやドクター・ストレンジらで構成される秘密結社イルミナティによって地球の外へと追放されてしまったハルクの物語を描いた『プラネット・ハルク』や『ワールド・ウォー・ハルク』などがあり、映画(MCU)版にも影響を与えているとも言われています。
頭脳明晰で心優しい科学者であるブルース・バナーと、負の感情に突き動かされ破壊の限りを尽くすハルクという二面性をもつキャラクターとして多くのファンに愛されています。
MCUでの単独主人公作品が心待ちにされているキャラクターの一人でもありますね。
6.ドクター・ストレンジ
その正体は謎に包まれ、ヒーローの中でも屈指の力を持つキャラクターであるドクター・ストレンジが第6位に。
才能とエゴに満ちた天才外科医であったストレンジが、事故によって傷を負った両手(と自尊心)を回復させるために魔術の世界に足を踏み入れたことにより、マーベル・ユニバースの中でも屈指の頭脳を誇るヒーローが誕生しました。
2022年に公開された『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のように、彼の物語ではマーベル・ユニバースの神秘的な部分に触れるものが多いのも特徴ですね。