10位:キングピン
ファンの間では、キングピンとデアデビルの宿敵関係が有名ですが、実はこのスーパーヴィランは、スパイダーマンの敵として登場したのが始まりでした。
暗黒街を牛耳るキングピンは、全身が筋肉で出来ており、その類まれな体格からスーパーヒーローとも互角に渡り合うことができます。
スパイダーマンの人生に影響を与えるほどではありませんが、彼の手下たちが街の隅々まで蔓延り、悪事に手を染めているため、数々のトラブルを生んでいるのは間違いなし。
また、スパイダーマンとは対称的な性格のため、ヒーロー対ヴィランの構図もとてもわかりやすく、印象に残ります。
9位:バルチャー
映画『スパイダーマン:ホームカミング』のメインヴィランとして登場したので、多くの人に知られるようになりました。
しかしコミックファンにとっては、シニスター・シックスを始めとする様々なチームの一員として登場してきた、お馴染みの宿敵です。
当初は奇妙な能力を持つ、ちょっとマヌケな悪役として登場したバルチャーですが、その後、深刻な脅威として位置づけられるようになりました。
特徴は、ありとあらゆる悪党チームに容易に溶け込めるところ。
つまり、バルチャーの脅威に終わりはないのです。
8位:サンドマン
コミックには様々なバージョンのサンドマンが登場しますが、最も人気なのは、実写版とアース616のバージョンでしょう。
比較的シンプルな能力でありながら、ストーリーテリング上で重要な存在感を示すサンドマン。
スパイダーマンはそんなサンドマンを倒すために、常に新しい手法を試すことになり、ファンを惹きつけます。
コミック版のサンドマンは口達者に描かれており、名言が多いことでも知られています。
ヴィランでありながら、共感できるキャラクターであることが、人気の秘密と言えるでしょう。
7位:エレクトロ
スパイダーマンが立ち向かう最も悪名高い組織、シニスター・シックスの一員として存在感を示すのが、このエレクトロです。
スパイダーマンの悪役の中でも特に強力なパワーを持ち、一撃必殺の技を繰り出すことができます。
電気工事中の事故で人間発電機と化したエレクトロの特殊な能力は、シリアスにも、多少コミカルにも描くことができるため、様々なメディアで活躍してきました。
6位:カーネイジ
スパイダーマンの悪役の中で、救いようがないのがカーネイジでしょう。
殺人鬼クレタス・カサディを宿主にしたシンビオートは、本当に恐ろしいモンスターを生み出しました。
スパイダーマンの中でホラー担当ともいえるカーネイジの魅力は、その冷酷さ。
カーネイジはヴェノムよりも高い能力を持っており、スパイダーマンはこのモンスターと戦うとき、常に命の瀬戸際に立たされるのです。