10位:クリストファー・ノーラン
現在も最前線で活躍中のクリストファー・ノーランは、短編作品からキャリアをスタートさせました。
心を揺さぶるプロットで早くも才能を発揮し、映画『メメント』で一躍その名を広めた後、人々に最も愛される映画のひとつ『ダークナイト』三部作を手掛けるに至ったのです。
ノーランは『プレステージ』、『インセプション』、『インターステラー』など、示唆に富み、視覚的にスリリングで、SF要素満載の作品を次々と世に送り出しています。
9位:オーソン・ウェルズ
映画、演劇、ラジオなど、幅広いフィールドで活躍してきたウェルズ。
彼にとって初の映画で、製作・監督・主演を手掛けた『市民ケーン』は、アカデミー賞にノミネートされるなど、世間から大絶賛されました。
時代が流れても、『市民ケーン』はその斬新な撮影手法が映画研究の面で高く評価されており、今なお史上最高の映画と評されることがあります。
また、ウェルズは『黒い罠』のような映画でも知られており、彼の作品は、特にヨーロッパで高い評価を得ています。
8位:コーエン兄弟
コーエン兄弟は共同で映画製作を手掛ける監督コンビで、そのジャンルの幅広さに定評があります。
『ビッグ・リボウスキ』のような奇妙なダークコメディから、『トゥルー・グリット』のような西部劇まで、彼らの守備範囲の広さには驚かされるばかり。
加えて、異なるジャンルを巧みに組み合わせて1つの作品に仕上げる才能にも目を見張ります。
コーエン兄弟が手掛けた骨太な犯罪ドラマ『ノーカントリー』は、間違いなく今世紀最高の映画のひとつです。
7位:クエンティン・タランティーノ
現代の巨匠クエンティン・タランティーノは、タフな題材を織り交ぜた大作を得意としています。
『レザボア・ドッグス』などの初期作品では、緊迫した犯罪スリラーを撮影し、ハリウッド映画に進出した際には、その特徴的なスタイルにさらに磨きをかけました。
また、クリストファー・ノーランと同様に、特定の俳優を複数の作品に起用することでも知られています。
タランティーノが世に送り出した『キル・ビル』シリーズ、『イングロリアス・バスターズ』、『ジャンゴ 繋がれざる者 』は、間違いなく歴史に残る名作映画です。
6位:フランシス・フォード・コッポラ
フランシス・フォード・コッポラは、マーティン・スコセッシ監督と並び、マフィア映画というジャンルを映画史に輝かせた立役者のひとりです。
『ゴッドファーザー』と『ゴッドファーザーPARTⅡ』は、いずれも史上最高の映画と評されていますが、特に『PARTⅡ』は、続編が前作を上回るという稀有な偉業を成し遂げたことでも知られています。
マーロン・ブランドの名演技、アル・パチーノの存在感など、語り尽せないほどの魅力がある名作映画です。