5位:ターミネーター(1984)
多くのターミネーターファンにとって、続編の存在が大きくなっているようですが、オリジナル版の素晴らしさはSFファンの意識の中にしっかりと残っているようです。
アーノルド・シュワルツェネッガーが『コナン・ザ・グレート(1982)』で見せた演技はラジー賞にノミネートされるほど不評で、批評家から彼の演技力を揶揄されることもありましたが、未来から送り込まれたサイボーグ役で見事なカムバックを果たしました。
役柄的にシュワルツェネッガーのセリフは多くはありませんが、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンやカイル・リース役の名優マイケル・ビーンとの素晴らしいケミストリーで、語り継がれる名作映画となりました。
4位:ブレードランナー(1982)
世界中のSFファンから、史上最高のノワールSF映画と謳われる『ブレードランナー』。
ディストピアのロサンゼルスを舞台に、ブレードランナーのリック・デッカード(ハリソン・フォード)が、ロイ・バッティ(ルトガー・ハウアー)率いる脱走したレプリカントたちを追跡します。
公開当時、ハリソン・フォードの控えめな演技がハン・ソロの演技と比較され、興行的には盛り上がりませんでしたが、熱心なブレードランナーファンを生み、カルト的な人気を得ました。
気候変動や人工知能の危険性など、時代を先取りした社会派作品として現在でも高く評価されています。
3位:エイリアン(1979)
SF映画の世界ではジェームズ・キャメロンとリドリー・スコットが人気を二分しているようですが、こちらはスコット監督が最初に手掛けた『エイリアン』シリーズの第1作目です。
宇宙船ノストロモ号の乗組員が、船内に放たれた致命的で攻撃的なエイリアンに遭遇。
宇宙船のドラマとしてはかつてない恐怖を呼び起こす、時代の先端を行くスマートなSF映画です。
シガニー・ウィーバー、トム・スケリットなどの豪華キャストが出演した『エイリアン』は人気を得てシリーズ化され、もうひとつのSFヒーローである『プレデター』シリーズとのクロスオーバーが作られるなど、その世界は広がり続けました。
2位:マトリックス(1999)
ウォシャウスキー姉妹による独創的な物語は、世界中に旋風を巻き起こしました。
キアヌ・リーヴスが演じるコンピューターハッカーのネオは、進化したAIによって奴隷化された人類を救うべく、現実と仮想空間を行き来しながら壮絶な闘いに身を投じることに・・・。
この世界が現実ではなかったという驚くべき設定、不本意ながら救世主となった主人公、「バレットタイム」など最先端のCGIを駆使した誰も観たこともない映像など、SFファンが喜ぶ要素をふんだんに盛り込んだ唯一無二の作品です。
1位:スター・ウォーズ/帝国の逆襲(1980)
1977年に公開された『スター・ウォーズ』の続編で、シリーズ史上最高傑作と言われている名作。
SFファンの中で、この『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』を高く評価しない人はいないでしょう。
氷の惑星ホスを襲撃する帝国軍、ルーク・スカイウォーカーがヨーダと出会い、訓練を受ける場面、ミレニアムファルコンがアクロバティックに帝国軍艦隊から逃げる場面など、印象的なシーンが満載です。
恐らく一番有名なのが、ダース・ベイダーがルークに自分が父親であることを明かす場面で、SF史上最も引用されたセリフと言っても過言ではないでしょう。
参考記事:https://screenrant.com/all-time-greatest-sci-fi-movies-ranker/