10.ブラス!(1996)-7.2
1996年。『シャロウ・グレイヴ』や『トレインスポッテイング』といった暗い雰囲気の映画に出演してきた後、ユアン・マクレガーは『ブラス!』では全く異なるイメージの役柄に挑戦しました。
ピート・ポスルスウェイト(『炎の英雄 シャープ』)やタラ・フィッツジェラルド(『泉のセイレーン』)らと共にユアン・マクレガーが主演を務めたイギリスのコメディ映画です。
1980年代のイギリスで炭鉱閉鎖が相次いだ時代を舞台に、炭鉱夫たちで結成されたブラスバンドの活躍を描いています。
炭鉱が閉鎖された地域の不況について扱った映画ではありますが、ブラスバンドとその音楽をポジティブに描いたことが評価されました。
9.プーと大人になった僕(2018)-7.2
ユアン・マクレガーが成長したクリストファー・ロビン役に挑んだ、「くまのプーさん」を原作とする2018年制作のヒューマン・ドラマ『プーと大人になった僕』。
大人になり家族と共にロンドンで暮らすクリストファー・ロビンは、仕事に溺れる毎日を過ごしていました。
しかし、ティガー、イーヨー、ピグレット、プーなど、百エーカーの森に住む子供時代の友達と再会したことで、彼は自分の優先順位を考え直すようになります。
愛に溢れたストーリーとかわいらしいユーモアによって、「くまのプーさん」シリーズに新しい息吹を吹き込むとともに、もう一度作品に触れたくなるようなノスタルジーを観客にもたらした作品です。
8.シャロウ・グレイヴ(1994)-7.3
1994年当時、まだ比較的無名の俳優だったユアン・マクレガーが出演したイギリスのサスペンススリラー映画『シャロウ・グレイヴ』。
クリストファー・エクルストン演じる会計士、ケリー・フォックス演じる医者、そしてユアン・マクレガー演じるジャーナリストの三人が、自分たちが暮らすアパートの新たなルームメイトを探すところから始まります。
しかし、この新入りが麻薬の過剰摂取で死んでしまい、残された彼の死体と大量の現金を前に、三人はどうするのか…?という、何層にも折り重なったプロットとスタイリッシュな雰囲気で観客を魅了しました。
7.ドクター・スリープ(2019)-7.3
スティーブン・キングが1977年に発表した小説『シャイニング』の40年後の世界を描いた続編である『ドクター・スリープ』。
2019年に制作された本作でユアン・マクレガーは、カルト集団にその命を狙われる幼い超能力者の身を守るために奮闘する主人公ダニー・トランスを演じています。
映画ファンを一瞬で物語に引き込む濃厚なストーリーと恐怖の展開もさることながら、映画と本という全く異なる媒体で親しまれてきた作品において、『ドクター・スリープ』は一度で両方の続編を提供したという点でも非常に珍しい映画として知られています。
6.インポッシブル(2012)-7.5
2004年のスマトラ島沖地震による大津波に巻き込まれ、身動きが取れなくなってしまった家族を描いた実話に基づく映画『インポッシブル』。
両親役にナオミ・ワッツとユアン・マクレガー、12歳の息子役にトム・ホランドという豪華キャストによる力強い演技と緊迫したストーリーで、離ればなれになってしまった5人家族の物語は多くの観客の心を動かしました。