- トリビア1:デヴィッドはロンドンっこ
- トリビア2:デヴィッドの名字は『サシェット』だった
- トリビア3:兄はニュースキャスター
- トリビア4:本当は医者になりたかった
- トリビア5:ポワロシリーズデビューはジャップ警部役
- トリビア6:ポワロの原作を一度も読んだことがなかった
- トリビア7:口ひげはつけひげだった
- トリビア8:はまり役は悪役
- トリビア9:ポワロの探偵事務所兼自宅は3億円!
- トリビア10:ポワロと違いスポーツ万能
- トリビア11:The Agatha Christie Society (アガサ・クリスティ協会)の副会長だった
- トリビア12:ポワロのセリフをまったく覚えていない
- トリビア13:40歳でキリストキリスト教に洗礼を受ける
- トリビア14:Twitterで頻繁につぶやいている
トリビア6:ポワロの原作を一度も読んだことがなかった
当時ポワロといえば、俳優のピーター・ユスティノフというイメージが定着していました。
役が決まってからポワロシリーズ全巻を読破し、原作に書かれているポワロの性格を徹底的に分析しました。
そして、ポワロの癖まで全て真似することで『原作に最も近いポワロ』を演じたのです。
例えば、
・コーヒーや紅茶には角砂糖を4つ入れるのが習慣。でも、時々3つや5つ入れることもある。
・ベンチに座る前には、必ずハンカチなどを敷いて座る潔癖症。
・まるで黒い鳥のように頭を一方にかしげる癖。
など、クリスティーが描いたポワロ像を細かいところまで忠実に再現しました。
トリビア7:口ひげはつけひげだった
奥さんとツーショット。いつも仲良し。
ポワロといえば、整った口ひげがトレードマーク。
実はあれ、つけひげなんです。
撮影時にお気に入りの口ひげが見つからないと、見つかるまで撮影を開始しないというこだわりぶり。
ただし、つけひげはいつも同じではなくて、毎回微妙に違う形なのですが…。
口ひげをつけると『ポワロモードON』。
口ひげをつけているときには、カメラが回っていなくてもポワロを演じていたそうで、本人がこんなエピソードを話していました。
以前、ヘイスティングで撮影中に、あまりにも疲れたのでセットから離れて一息ついていたところに老婦人が通りかかりました。
老婦人『あら、ポワロさん!こんなところで何をしているの?殺人事件の捜査?』
とっさに、ポワロの高い声とフランス語訛りの喋り方で、
デヴィッド『ノン、ノン、マダム!バコンス(バカンス)ですよ。』
と、疲れて休んでいたにもかかわらずポワロを演じるデヴィッド、さすがですよね。
トリビア8:はまり役は悪役
デヴィッド・スーシェ=ポワロというイメージが強いのですが、実はポワロ以外では悪役を演じることが多いのです。
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー時代には、『オセロ』や『テンペスト』、『ロミオとジュリエット』で悪役として出演。
2000年の舞台版『アマデウス』では、迫力あるサリエリを演じました。
ハリウッド映画では、『エグゼクティブ・デシジョン』でテロリスト役、『バンク・ジョブ』では裏社会のボス役、『アイアン・イーグル』では中東の国の大佐役などがあります。
『ドクター・フー』のシーズン10にも、謎の悪役で登場しています。
ポワロのイメージが強すぎるデヴィッド・スーシェですが、意外にも悪役がはまっていて驚かされます。
トリビア9:ポワロの探偵事務所兼自宅は3億円!
自分は個性派俳優ではないから、演じる人物になりきることができるというデヴィッド。
ポワロも歩き方ひとつから全て演技なのですが、ポワロとの共通点もあるそうです。
それは、『キレイ好きで几帳面』という点。
デヴィッドのプライベートの部屋も、ポワロの仕事部屋のように常に整理整頓されているとのこと。
ポワロほどの潔癖症かはわかりませんが…
潔癖といえば、ドラマでのポワロが住むフラット(イギリス英語でマンションのことです)が選ばれた理由は、設計がシンメトリー(左右対称)だったからだそうで、これもポワロの性格を表しています。
ドラマ内では『WHITEHAVEN MANSIONS(ホワイトヘイブン・マンション)』でモダンな感じのフラットなのですが、実際は『FLORIN COURT(フローリン・コート)』という名前です。
1936年に建てられたので今はちょっと古めかしい外観になっていますが、プール付きの高級フラットで、約3億円で現在お部屋が売り出し中。
住所は、 6-9 Charterhouse Square, London EC1M
地下鉄Barbican(バービカン)駅のすぐ近くなので、ロンドンに行かれる際はぜひ行ってみてはいかがですか?
トリビア10:ポワロと違いスポーツ万能
体を動かすことが嫌いなポワロと違い、デヴィッド本人はスポーツ万能なんです。
サマセット州にある名門寄宿学校ウェリントンスクール在学中には、テニス、ラグビー、ホッケー、卓球で活躍。
テニスにいたっては、ウィンブルドンのジュニアトーナメントに出場するほどの腕前です。
ウェリントンスクールに入学できたのも、入試の結果ではなく、スポーツの才能がずば抜けていたのを校長先生に気に入られたからなんだそうです。
ポワロからは想像できませんね!