10位 ダメージ(2007)
10位はアメリカの弁護士ドラマ『ダメージ』でした。
弁護士ドラマは何百話もあるものが多いので、それらのドラマに比べるとかなり短命でしたが、『ダメージ』は今までの弁護士番組の中で最も魅力的な番組の一つです。
各事件が1シーズンにわたって展開されるため、より多くの時間と労力がリサーチに費やされ、40分のエピソードに数週間にわたる審理を無理やりまとめてしまう他のドラマとは異なり、法的手続きの進め方をきちんと描写しているのです。
また、この番組が素晴らしいのは、主人公弁護士のパティ(グレン・クローズ)が裁判に勝つためなら、それがどんなに非倫理的なことであっても、何でもするという点もまた魅力的です。
9位 殺人を無罪にする方法(2014)
9位は2014年のドラマ『殺人を無罪にする方法』でした。
『Dr.HOUSE』のような医療番組や『ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る』のような刑事番組など、主人公があるグループのメンターとして活躍する職業番組のように、『殺人を無罪にする方法』は、それらのドラマの弁護士ドラマバージョンといえます。
この作品は、法学部教授で刑事弁護人のアナリーズ・キーティング(ヴィオラ・デイヴィス)が、5人の学生を従えつつストーリーを展開していきます。
気づかぬうちに、その5人の学生たちと主人公の人間関係が殺人事件に巻き込まれていくという、魅力的なドラマです。
このドラマが高い評価を得ているのは、キーティングを演じたデイビスの演技が素晴らしいという点と、『スキャンダル 託された秘密』とも興味深いクロスオーバーを展開している点です。
8位 弁護士ビリー・マクブライド(2016)
8位は2016年のドラマ『弁護士ビリー・マクブライド』です。
『弁護士ビリー・マクブライド』は、ビル・ボブ・ソーントン主演のアマゾン・プライムビデオオリジナルのドラマシリーズです。
2021年に打ち切られるまで4シーズン続いたこのシリーズは、贖罪を求める落ち目の弁護士が主人公の物語です。
この作品は、法制度に富裕層を優遇するような腐敗が蔓延していることを示した点が評価されています。
主演のソーントンは、ある男を無罪に導いたものの、実はその男が家族を殺したことを知ってしまった元優秀な弁護士、ビリー・マクブライドを説得力ある演技で演じた点が評価され、ゴールデングローブ賞を受賞しました。
7位 ペリー・メイスン(1957)
7位は半世紀以上昔のドラマ『ペリー・メイスン』です。
『ペリー・メイスン』は、弁護士ドラマの金字塔を打ち立てた作品の一つです。
『L.A.ロー 七人の弁護士』や『ロー&オーダー』といった名作弁護士ドラマの雛形となった作品です。
作家アーレ・スタンレーによる同名の人物をモデルに、レイモンド・バーが弁護人のペリー・メイスンとして出演しています。
各エピソードでは、ペリー・メイスンが新しい事件に挑み、最後まで解決する様子が描かれ、終了までに9シーズン、271エピソードが放送されました。
1970年代には復活し、テレビ映画も作られ、この番組の人気が40年以上にも続いていることがよくわかります。
6位 グッド・ファイト(2017)
6位はアメリカの法律ドラマの『グッド・ファイト』です。
『グッド・ファイト』は『グッド・ワイフ』のパラマウント+オリジナルのスピンオフ作品です。
このシリーズでは、クリスティン・バランスキーが『グッド・ワイフ』のダイアン・ロックハートのキャラクターを生かして、仕事を失い、新たなスタートを切ることになった彼女を主役として登場させています。
この作品では、彼女は新しい事務所に入り、その後、再び名声を築き上げ、名誉を回復していくことになります。
この番組は、3人の女性主人公の人生を軸に扱い、いくつかの政治的、社会的な論評の風刺的論点に触れたという点でも賞賛されることが多いです。