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【グロすぎてつらい】胸糞悪い凶悪犯罪を描いた邦画 おすすめ13選

STUNNER編集部
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スカッと楽しい映画もいいけれど、人間の狂気を描き、暗い気持ちになる映画も時々無償に観たくなりますよね。今回は、気分が落ち込んでいるときには絶対おすすめできない、殺人や犯罪を描いた「胸糞悪い」日本映画をご紹介していきます。

「胸糞悪い」映画の魔力

楽しい映画、笑える映画、泣ける映画、キュンとする映画。巷にはたくさんの「気分の良くなる」映画が溢れています。
一方で、残酷な殺人、暴力的な事件、猟奇的な犯罪などを描いた「気分の悪くなる」ような映画も多くの支持を集めています。

現実では絶対に関わりたくないような出来事であっても、「作り物」の映画になると「怖いもの見たさ」の感情が刺激されて引き寄せられてしまうのかもしれませんね。

人間の狂気と闇が垣間見える、「胸糞悪い」映画をご紹介していきます。

グロすぎて逆にコメディ?

熱帯魚店を営む社本は、同業者の村田と知り合う。しかし村田は金のためなら殺人も厭わない凶悪な男だった。小心者の社本はその性格に付け込まれ、村田の犯罪の片棒を担がされてしまう。その狂気は着実に社本をむしばんでいき…。

「埼玉愛犬家連続殺人事件」をモチーフにエログロ満載で描いた園子温監督作。
とはいえ、「実話に基づく」といえるかというと微妙で、殺害方法や犯人の行動等を参考にした程度であろうと思います。
でんでん演じる村田の名言「ボディーを透明にする」(遺体を解体、焼却を意味する)も実際の事件の犯人が口にしていた言葉だそうです。

遺体を解体するシーンなど、なかなかキツいシーンもあるのですが、そのどれもが偽物っぽいのと、また時折さしはさまれるコメディチックな演出が妙なおかしみを生んでいます。
「恐怖と笑いは紙一重」であるのと同じように、人間の「正気と狂気も紙一重」なのかもしれませんね……。

愛なき森で叫べ

園子温流実話映画

自主製作映画を作ることにした青年たち。ある女性が怪しい詐欺師に騙されていることを知り、それをもとにして映画を作ろうと目論む。しかし、詐欺師は彼らより一枚も二枚も上手(うわて)で、次第に詐欺師のペースに乗せられとんでもない惨劇を引き起こすことになってしまう…。

こちらも園子温監督の作品。
その残忍性と異常性から全国的に話題となった「北九州監禁殺人事件」をモチーフにして作られたNetflixオリジナル作品です。
とはいえ『冷たい熱帯魚』と同じく、事件の概要を描いたものではなく物語はほぼ監督のオリジナル。
物語が進むにつれて「映画(虚構)」対「現実」といった様相を呈していき、園監督の映画作りの矜持も垣間見えるような作品となっています。

Netflix製作だけあってタガが外れたかのような残酷描写も満載。

凶悪

無邪気さの気味悪さと「ぶっこむ」の破壊力

雑誌記者の藤井は、ある死刑囚から余罪を告白した手紙を受け取る。そこには死刑囚が「先生」と慕う男と行った凄惨な殺人事件について克明に書かれていた。藤井はその手紙の内容が真実なのか、「先生」と呼ばれる男・木村について調べはじめるが…。

ベストセラーノンフィクションの映画化。『冷たい熱帯魚』のでんでんにも負けず劣らず、本作のリリー・フランキーの凶悪な役どころに背筋が凍ります。
本作のハイライトは何と言っても借金を負ったおじいちゃんにお酒を飲ませて嬉々として殺そうとする場面です。リリー・フランキー演じる「先生」木村が「おれにもやらせてー」と笑顔でスタンガンを当てるシーンは、殺意よりも無邪気さが人を残酷にさせるのかもしれない、と感じておののきました。主役の三人の演技は本当に素晴らしかったですね。ピエール瀧演じる死刑囚が言い放つ「ぶっこむぞ!」も破壊力抜群でした。
監督は近年の活躍ぶりがめざましい白石和彌。「人間エグい」系の映画を撮らせたらピカ一。

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