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【原作版】漫画「風の谷のナウシカ」 あらすじまとめ 映画版との違い、衝撃のラストをネタバレ解説

STUNNER編集部
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「風の谷のナウシカ」には、腐海の森や蟲たちはなぜ生まれたのか、巨神兵とは何だったのか、そしてこの世界はどうなっていくのか、など映画版では描き切れなかった数々の事実が存在します。 そしてナウシカが下した衝撃の結末も… 今回は気になるいくつかの事実と謎を、ネタバレ含めてご紹介します。

© 1984 Studio Ghibli・H

5.ナウシカの決断とその後は?

ナウシカはオーマとともに向かった「墓所」は、それ自体が意識をもつ人工生命体でした。

旧人類の理想と計画についてかたる「墓の主」に対し、ナウシカは「汚れを一切許さない世界」を拒絶し、その目的のために、遺伝子を改造してまで汚染に適用した人類という使い捨ての生命を生み出したことに反発しました。

ナウシカは「憎しみや悲しみ、汚れとも共に生きていく」として、我が子である巨神兵オーマに「墓の主」を殺させ、さらに「墓所」を破壊しました。

ナウシカは役目を終えたオーマを看取り、すべての真実を胸に秘めて帰還したのでした。

戦争が終わり、平穏になった世界ですが、ナウシカの決断は結果的に地球上に生命が生きのびる道を完全に断った行為です。

なぜなら、ナウシカが「墓所」を破壊したことで、腐海が地球の浄化を完了したあと、清浄な世界で生きられない現生の生物は絶滅し、生まれるはずだった新たな生物も失われてしまったからです。

ナウシカの手によって、すべての人類と生命の絶滅が決定づけられてしまうとは…
このナウシカの衝撃の決断は、ファンの間でも賛否の分かれるところです。

いかがでしたか?
映画版では単なる環境問題がテーマのように感じられた「風の谷のナウシカ」ですが、漫画版を読むと、より宮崎駿の深遠で複雑なメッセージに触れることができます。

漫画版を読んだことがない方は、ぜひ手に取ってみてください!

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