10位:レオナルド・ディカプリオ
若くして成功を収めたディカプリオは、コマーシャルからキャリアを始め、すぐにシットコムで活躍するようになりました。
そして、当時最高の興行収入を記録した大作映画『タイタニック』に主演し、一躍スターダムにのし上がったのです。
『アビエイター』のハワード・ヒューズ役、SF映画『インセプション』の主人公など、ディカプリオが演じた役は数多くあります。
最も影響を受けた俳優にジェームズ・ディーンを挙げており、特に映画『エデンの東』の生々しく、力強い演技に感銘を受けたといいます。
俳優の醍醐味は、複数の人生を生きられることだ、と語るディカプリオ。
これからも、人々の心に残るキャラクターを生み出し続けることでしょう。
9位:ジーン・ハックマン
2度のアカデミー賞、4度のゴールデン・グローブ賞に輝くハックマンは、無骨でタフなキャラクターを演じることで知られています。
代表作は『フレンチ・コネクション』、『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』、『遠すぎた橋』など。
キャリアの黄金期では、アカデミー賞ノミネートの常連でした。
イギリスの著名な映画監督アラン・パーカーによると、ハックマンはシーンを見ただけで、演じる上で何が大切で必要かを見極めることができたといいます。
数十年にわたる俳優生活を経て、ハックマンは第一線を退くと発表し、小説家としていくつかの歴史小説を出版しています。
8位:デンゼル・ワシントン
映画、舞台の両方で活躍するワシントンは、シェイクスピア俳優としてオフブロードウェイからキャリアをスタートさせました。
数年間脇役として活躍した後、映画『マルコムX』でのパワフルな演技が評価され、アカデミー賞にノミネート。
1999年には、映画『ザ・ハリケーン』で無実の罪で何十年も服役した実在のボクサーに扮し、多くの称賛を集めました。
また、2021年には『マクベス』に出演。
シェイクスピアという自身のキャリアの原点に立ち返り、こちらも高い評価を得ています。
7位:マーロン・ブランド
20世紀最高の俳優の一人として知られるブランドは、ネイティブ・アメリカンや公民権など、多くの慈善活動の活動家としても知られています。
アメリカにおけるスタニスラフスキー・メソッドという演技法のパイオニアでもあり、50年代から70年代にかけて様々なキャラクターを演じ、メソッドを完成させていきました。
代表作といえば、やはり『ゴッドファーザー』で演じたマフィアのドン、ヴィトー・コルレオーネでしょう。
一部では、一緒に働くのが難しい俳優としても知られていたようですが、その演技スタイルは同年代の役者からも大変評価されていました。
6位:ポール・ニューマン
マーロン・ブランドと同世代で、スタニスラフスキー・メソッドのパイオニアでもあるポール・ニューマン。
輝かしいキャリア、政治活動、無神経なアンチヒーロー役、そして有名な青い瞳で、独自のブランドを確立していきました。
映画『ハスラー』のエディ役ほど、ニューマンのちょい悪ブランドを象徴する役はありません。
また、代表作『明日に向って撃て!』のブッチ・キャシディ役も有名です。
この映画はアカデミー賞7部門にノミネートされました。