10位:クリープショー(1982)
スティーヴン・キングによる同名の小説をジョージ・A・ロメロが監督として映像化した、アンソロジー形式のホラー映画です。
5つの物語から構成され、それぞれがゾッとするようなユニークな題材を扱っています。
レスリー・ニールセンやエド・ハリス、テッド・ダンソンが出演している他、スティーヴン・キング自身が第2話の主人公ジョーディ・ヴェリル役で登場しています。
キングの映像化作品の中では知名度が高いわけではありませんが、ストーリーテリングの才能を存分に楽しむことができる、隠れた名作と言えるでしょう。
9位:ペット・セメタリー(1989)
新しい家に引っ越してきたルイス・クリードとその家族が、裏山にあるペット霊園にミステリアスでダークな秘密があることを知る物語です。
キングのスーパーナチュラル系ジャンルを代表する作品で、続編映画は残念ながらそれほど好評ではなかったものの、1作目は批評家から高い評価を受けました。
ルイス役のデイル・ミッドキフ、そして少年ゲイジ役のミコ・ヒューズの演技が際立っており、手に汗握る2時間を約束してくれる映画です。
8位:IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 (2017)
「IT」はスティーヴン・キングの最も有名な小説の1つであり、不気味なピエロのペニーワイズは、映像化の功もあり、ホラー映画を代表するヴィランとなりました。
2017年版の映画は原作からかなり逸脱していますが、ペニーワイズ役のビル・スカルスガルドの素晴らしい演技によって、刺激的で魅力的なホラー映画に仕上がっています。
観るのに勇気がいるという方も多いでしょうが、批評家も視聴者も等しく楽しめるホラー映画です。
7位:IT/イット (1990)
スティーヴン・キングの「It」は過去に2度映像化されていますが、ファンの評価としては1990年版に軍配が上がったようです。
トミー・リー・ウォーレス監督によるこのミニシリーズは、キングの原作をより忠実に再現しており、本格的な恐怖とゾクゾクする瞬間が満載で、一瞬たりとも息をつかせません。
ティム・カリーが演じたペニーワイズは、スカルスガルドの演技と比べると大げさに感じますが、純粋に恐ろしい存在として視聴者を楽しませてくれます。
6位:シャイニング(1980)
スタンリー・キューブリックが映像化したホラーの傑作『シャイニング』は、公開時には賛否両論あったものの、現在ではホラーファンの間で広く賞賛されています。
冬の間閉鎖するオーバールック・ホテルで、住み込み管理人の仕事を得たジャック・トーレンス(ジャック・ニコルソン)は、次第に精神を蝕まれていきます・・・。
ジャック・ニコルソンの素晴らしい演技と並んで、息子ダニー役のダニー・ロイドの演技は高く評価され、ホラー映画の子役の中でも最高の演技と言われています。