10.HOLSTON/ホルストン(2021)-7.5
世界で最も象徴的なファッションデザイナーの一人であり、その名を冠したブランドを立ち上げて一大帝国を築き上げたホルストンの生涯をユアン・マクレガー主演で描いた『HOLSTON/ホルストン』。
全5話というNetflixのミニシリーズの中でも特に短い構成でありながら見ごたえは十分で、ユアン・マクレガーが本作でエミー賞主演男優賞(リミテッド・シリーズ/テレビ映画部門)を受賞しました。
9.マニアック(2018)-7.7
『TRUE DETECTIVE』のキャリー・フクナガ監督が全エピソードを手掛けた、シュールなSFドラマ『マニアック』。
インターネットのない世界で、心の痛みを癒すことができるとされる新薬の治験に参加した二人の主人公を、ジョナ・ヒルとエマ・ストーンが演じています。
そのストーリーのみならず、細部にまでこだわりぬかれたデザインや、世界観の構築など多くの点で高評価を受けました。
物語の都合上、各エピソードで全く異なるジャンルの舞台となるため、クリエイターの創造力を遺憾なく発揮された作品としても知られており、主演の一人であるエマ・ストーンは、本作で全米映画俳優組合賞やサテライト賞にノミネートされました。
8.アンオーソドックス(2020)-8.0
敬虔な超正統派のユダヤ教コミュニティで育った若い女性が、強制的に結婚させられた夫のもとから逃げ出し、ベルリンで再出発することを決意する…という実話に基づくミニシリーズ『アンオーソドックス』。
超正統派のコミュニティやそこで培われた文化などを深く洞察した作品であると同時に、これ以上ないほど難しい決断や行動をすることとなる主人公の自己発見と再起についての物語でもあり、その内容に多くの人々からの反響を呼びました。
7.ボディガードー守るべきものー(2018)-8.1
テロ攻撃を防いだ功績を評価され、要人の警護に就くこととなった退役軍人の警察官が、女性官僚の命を守るために危険な陰謀に立ち向かってゆく…というBBCのミニシリーズです(その後Netflixにて世界に配信)。
『ゲーム・オブ・スローン』や『エターナルズ』でも活躍するリチャード・マッデンの人気をより確固たるものにしたシリーズであり、エミー賞作品賞・脚本賞にノミネートされるほどに絶賛されました。
6.ゴッドレスー神の消えた町―(2017)-8.3
1880年のアメリカで女性たちの手によって存続している謎めいた町を舞台に、無法者から町を守るために戦う人々の姿を描き、西部劇というジャンルに新たなひねりを加えた『ゴッドレスー神の消えた町―』。
映画『LOGAN/ローガン』(2017)や『マイノリティ・リポート』(2002)の脚本を手掛けたスコット・フランクが脚本・監督を務めており、ジャック・オコンネルやミシェル・ドッカリーをはじめとする豪華キャストによる素晴らしい演技と、スリリングでテンポの良いストーリーで高い人気を獲得しました。