アベンジャーズの作品は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でシリーズ作品の頂点を極めましたが、衝撃的なエンディングを迎え、今後の映画のストーリー展開に大きな影響を与えました。
これから紹介する映画は、衝撃的で、記憶に残るような力強いエンディングが多く、一度は見てみる価値があるものばかりです。
シックス・センス(1999)
『シックス・センス』は、ツイスト・エンディングで有名なホラー映画です。
筋書きのすべてを変えてしまうような、予想外の結末へと向かっていきます。
この映画は、児童心理学者のマルコム・クロウが、幽霊を見たり話したりできると主張する9歳のコール・シアーに出会うまでを描いています。
衝撃的な結末を指し示すヒントは随所にちりばめられていますが、一度目の視聴では多くを見逃してしまします。
マルコムがずっと死んでいたという気づきは、彼が妻に別れを告げる感動的なシーンにつながります。
ユージュアル・サスペクツ(1995)
ネオノワール・ミステリーとして有名な『ユージュアル・サスペクツ』は、詐欺師とされるヴァーバル・キントの取り調べを中心に描かれています。
大虐殺のなか生き残った2人のうち1人である彼は、滅茶苦茶な話を語り出します。
映画のラスト数分は、ヴァーバルがオフィスにあるものを使って話を組み立てていたことに、取調官が徐々に気づいていく様子が描かれています。
もう一人の生存者からのスケッチが署にファックスで送られてきて、ヴァーバルの顔が明らかになるのですが、
ヴァーバルが足を引きずる演技を止め、彼が伝説的なギャングのソゼと同一人物であることが分かるシーンは圧巻です。
ゴッドファーザー(1972)
伝説的3部作の第一作『ゴッドファーザー』は、マイケル・コルレオーネが消極的な傍観者から、父親の跡を継ぐ冷酷なマフィアのボスになるまでを描いています。
この映画は、観客に舞台裏を見せ、マフィアの内部からの視点を持たせることで、ギャングというジャンルのターニングポイントとなりました。
エンディングでは、マイケルと妻のケイとの対立を描いており、ケイは夫にカルロの死と本当に関係があるのか と尋ねます。マイケルの自信に満ちた否定は最初は彼女を安心させますが、マイケルがマフィアたちに囲まれたシーンにより、疑問を感じます。
そして、ケイがドアを閉めたことで、彼女が新しいドンとしてのマイケルの人生から締め出されたことを浮き彫りにします。
カサブランカ(1942)
第二次世界大戦中を舞台にした『カサブランカ』は、ナイトクラブを経営するアメリカ人リック・ブレインの体験を中心に展開します。
彼の元恋人イルザ・ラントが突然店に入ってきたとき、彼は彼女と夫ヴィクトル・ラズロの安全のために難しい選択を迫られます。
白黒映画の劇的な結末は、リックがイルザに残れとは言わず、夫と一緒に送り出すという涙ぐましい展開を見せます。
インセプション(2010)
心を揺さぶるSF映画『インセプション』は、これまでで最も野心的なミッションに挑む 「エクストラクター」たちの物語を描いています。
彼らはある富豪に雇われ、競合他社の息子にあるアイデアを植え付けるという、不可能と思われていた行動に出ます。
しかし、リーダーであるドム・コブが自分の過去が計画にどのような影響を与えるかについて真実を語っていないことを知ると、この危険な任務はさらに困難なものとなっていきます。
映画の終盤、コブたちは現実の世界に目覚めることができ、コブは夢か現実かを判断する為にトーテムを回します。
ようやく子供たちと再会したコブの背後でトーテムは不安定に回り続け、止まるか止まらないかという寸前で物語は幕を閉じます。