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【映画】「風の谷のナウシカ」あらすじ紹介と、原作漫画版との違いを解説

STUNNER編集部
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1984年に制作され、今なお高い人気を誇る映画「風の谷のナウシカ」。本作には、宮崎駿自身が描いた原作漫画が存在します。 今回は、映画版と原作漫画版との違いについてご紹介します。

c 1984 Studio Ghibli・H

「火の七日間」と呼ばれる最終戦争より1,000年の時を経た世界。

「風の谷」で生まれ育ったナウシカは、人々から恐れられる腐海の蟲たちとも心を通わせることができる不思議な少女でした。
ある日、風の谷にかつて世界を滅ぼした兵器「巨神兵」を運んでいた軍事大国トルメキアの飛行船が墜落します。
トルメキアの皇女クシャナは巨神兵の力で腐海を焼き払おうと考えていました。

風の谷に侵攻したトルメキアに捕らえられたナウシカが護送される途中、突然現れた戦闘機のため輸送船が撃墜され、ナウシカたちは小型飛行機で脱出します。

腐海に不時着したナウシカは、戦闘機に乗っていた少年が蟲に襲われていることに気づき、少年を助けます。
少年はアスベルといい、トルメキアに敵対して侵攻された小国ペジテの人間でした。

ペジテの残党たちは、風の谷にある巨神兵を奪還するため、トルメキア兵の撃退を狙い、おとりを使って王蟲(オーム)の大軍を風の谷に呼び寄せます。

ナウシカは風の谷と住民をまもるため、押し寄せる王蟲の大群の前に身を投じるのでした。

映画版は、漫画版全7巻のうち、第2巻の途中までの設定をベースとして脚色の上、制作されています。

それでは実際に映画版と漫画版で異なるポイントをみていきましょう。

1.勢力図が異なる

c 1984 Studio Ghibli・H

映画版では軍事大国トルメキアとそれに対するペジテや風の谷などの小国という構図ですが、原作ではトルメキアと土鬼(ドルク)諸侯連合という二大勢力の争いになっています。

映画版では土鬼という設定は削除されています。

ペジテ市がトルメキアの侵攻を受けたのは同じですが、原作ではアスベル以外の住民はすべて死亡したのに対して、映画版では避難民たちが巨神兵を取り戻すために、王蟲の暴走を起こすことになります。

2.重要なアイテム「秘石」が存在しない

c 1984 Studio Ghibli・H

映画版では一切登場しないアイテム「秘石」ですが、原作版では巨神兵と心を通わせるための重要アイテム。

ナウシカはペジテの王女ラステルから秘石を引き継ぎ、やがてそれを持っていることで巨神兵がナウシカに共鳴して、オーマと名付けることになります。

3.風の谷はほとんど登場しない?

c 1984 Studio Ghibli・H

映画版ではトルメキアに占領されたのち、風の谷の住民が反乱を起こし、王蟲の暴走の目的地にされるなどメインのストーリーが展開する場所ですが、原作では序盤以降ほとんど登場しません。

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